コアはPentium III-S-1.13GHzと同様、ヒートスプレッダで覆われている |
先週、Pentium III-S-1.13GHzが登場して話題になったが、今度は動作クロックがアップしたPentium III-S-1.26GHzが、夕方から複数のショップに入荷した。製造プロセスは0.13μmで、2次キャッシュは512KB、動作電圧は1.45Vと1.13GHzと変化なし。これらの情報は、CPU表面の下に記されている番号“1266/512/133/1.45”から判断することも可能だ。
また、今回登場したPentium III-S-1.26GHzのS-Specは“SL5QL”となっているが、インテルのデータシートによると“SL5LW”というものもあるようだ。
裏面にも変更点はない |
なお、こちらで検証しているPentium 4-1.8GHzのベンチマークテストでは、あわせてPentium III-S-1.13GHzの結果も公開しているが、軒並み好成績を収めており、512KBの2次キャッシュがきいていることがわかる。後ほどこちらのコラムでも検証予定であるが、オーバークロック性能についても期待がかかるところだ。ただ、今回の1.26GHzにせよ、1.13GHzにせよ入手が絶望的に困難であるということ、割高でコストパフォーマンスが良くないことなど、購入はもう少し先と考えざるをえないだろう。
入荷しているのは秋葉館Win、コムサテライト3号店、高速電脳で一律6万1800円。高速電脳では売り切れ。他のショップでも入荷数はごくわずかなので、入手できた人はラッキーかもしれない。
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