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Libretto L1/060TNCM

Libretto L1/060TNCM

2001年06月21日 20時31分更新

文● 鈴木雅暢

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CPUにはCrusoe(TM5600)を採用
公称バッテリ駆動時間は3.5~4.5時間

左側面のI/Oは、左からCRT(ミニ)、PCカードスロット、IEEE1394。右側面は左からUSB×2、モデム、ACアダプタ、セキュリティキーホール。
 CPUはTransmetaの「Crusoe」を採用。2次キャッシュ512KBの「TM5600-600MHz」を搭載。チップセットのSouth BridgeはALiの1535+(North BridgeはCPUに内蔵)。サウンド機能は、1535+内蔵のAC'97オーディオを利用している。メモリは128MB(うち16MBはCMSが利用)、メモリソケットは背面にMicroDIMMのソケットが1つあり、最大256MBまでの増設が可能だ。ビデオチップはVIA(S3)のSavage IX/8。ビデオメモリ8MBをチップに内蔵しており2D性能は高い。HDD容量は10GB。最近のトレンドからすると少ないが、Webブラウジングやメール送受信、ワープロ、表計算といった用途に割り切れば充分な容量ではある。本体のI/Oは、USBポートを2つ、IEEE1394ポート(4ピン)を1つ、TypeII×1のPCカードスロットも備える。



メモリ容量は標準で128MB(うち16MBはCMSが使用)。メモリソケットは背面にあり、256MBまで増設可能。形状はMicro DIMM。
 バッテリ駆動時間は、標準のバッテリ(10.8V/1900mAh)で公称3.5~4.5時間。11~14時間の駆動を可能にする大容量バッテリもオプションで用意されている。CPUのCrusoeは省電力機能として、高速(600MHz固定)/LongRun(負荷に応じてクロック&電圧をリアルタイムに変化)/省電力(300MHz固定)と、3つの動作モードをサポートしているが、本機にはさらにオリジナルの「東芝省電力ユーティリティ」がプリインストールされており、Crusoeの動作モードとともに液晶の輝度やHDDタイマーなどの細かな設定をバッテリ残量別に設定可能だ。



東芝省電力ユーティリティの画面。各種省電力設定を一括してバッテリ残量別に指定しておける。パラメータの指定がスライダのみで、数値入力ができないのはやや不便。
 ただし、いくら状況に応じて細かく設定できるとはいえ、ノートPCの使い勝手を大きく左右する液晶画面の輝度などは、たとえバッテリ残量が少なくとも長時間使わない場合はなるべく明るく、逆に長く使うことがわかっている時には最初から輝度を暗くして使いたいものだ。そんな場合にも、いちいちユーティリティを立ち上げてスライダを1つ1つ設定しなければならないというのは煩わしすぎる。キーボードショートカットなどで臨機応変に変更したいと思うのが人の常だろう。実際、本機もFn+F6(暗く)、Fn+F7(明るく)で液晶の輝度を変更できるのだが、なぜかそれを示すマーキングがキートップのどこにもなされていない。これは非常に不親切だ、ぜひとも改善してもらいたい。



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