UNIX界でもっともベーシックなエディタvi。これを覚えれば設定ファイルももう恐くない。
覚えておきたい必須コマンド30―その6・vi、最初の一歩
2001年07月13日 06時19分更新
まず、Emacsはインストール時に選択されていないと導入されないこともあるが、viが入っていないシステムというのはまずない。また、最近のRed Hatなどでは、viは/binの下に入っていることもあり、/usrパーティションがマウントできないような緊急時にも使うことができるのだ(Emacsは/usr/binの下に入っている)。さらに、Emacsなどに比べると起動が速いので、ちょっと作業をしたくなったときなどに便利だ。
といっても、viは、メニューは出ないし、何か間違った操作をしても、最低限の警告しかしてくれない。もともとのUNIXの寡黙さを体現しているといってもよいエディタだ。しかし、実は慣れるとその独特の操作体系がとても使いやすく感じるようだ。
ただ、ここではviのすべてを紹介することはとてもできない。便利な使い方を追究するというよりも、最低限必要な操作方法を覚えるのが目的だ。