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ケータイ・マスターV

ケータイ・マスターV

2001年06月20日 00時00分更新

文● 遠藤

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音符を配置する入力方式の「メロディ・マスター」

ケータイ・マスターV音編集
音符の長さをボタンで選択してから、画面の鍵盤をクリック。耳のアイコンで入力した曲の再生ができる。

 「メロディ・マスター」は、音符の長さを先に指定して、画面内の鍵盤をクリックし、五線譜に音符を配置して曲を作る着信メロディ作成機能。「編集対象」プルダウンリストで主旋律、第2旋律……を切り換えることで、和音が作成できる仕組みだ(最大4和音)。各旋律ごとに表示色を設定できるので、和音のデータ作成時に伴奏の入る位置を決めるのに役立つ。ただし、それは同じ長さの音符を並べた場合に限られる。8分音符から4分音符に変えても、表示される音符の間隔は変わらないので、そうなるとタイミングを合わせにくくなる。

 作成した曲は、耳アイコンの「テスト再生」で試聴できる。試聴してみて、1音足りないという場合は五線譜上で位置を指定し、画面左の「Ins」ボタンをクリックして挿入に切り換えて音符を追加しよう。「Update」ボタンでは上書きになってしまう。

 データの格納には「受信トレイ」と「ユーザートレイ」が用意されており、受信トレイには携帯電話から読み込んだデータが、ユーザートレイには画面上で編集・作成したデータがそれぞれ保存される。データ転送はツールバーのボタンをクリックすれば、あとは画面の指示に従うだけなので簡単だ(機種によってはもう1手順入る場合もある)。

 早速1曲入力してみたが、上でも述べたように、音符の長さを変えても表示間隔が変わらない点と、再生の際にところどころで音符の表示と異なったテンポになってしまう点に少々不便に感じた。これらが改善されるとともに、いわゆる市販の着メロ本に掲載されているテキスト形式も入力できるようになれば、非常に使いやすいツールとなるだろう。

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