アキバに新型ケースが続々登場している。
まず、好評のLian-Li製(販売はオウルテック)アルミケース「OWL-PC-60」の前面にUSB端子を追加したモデル「OWL-PC-60-USB」の販売が始まっている。
このモデルの発売によりOWL-PC-60は生産停止となっており、マイナーチェンジということになる。ケース前面のデザインをはじめとして、300W電源、5インチベイ×4、3.5インチベイ×3、3.5インチシャドウベイ×5のドライブベイ構成というスペックは同じ。USBポートは前面の最下段に追加されており、ポート数は4。マザーボードに直接接続する形式となっている。
そして、このOWL-PC-60-USBと同一のスペックで前面パネルのデザインが異なる「OWL-PC-69-USB」も登場している。前面中央部が1段くぼんでおり、下部のスリットが2分割から1まとまりになっているのが“60”との違いだ
価格は、コムサテライト3号店で両モデルとも2万8800円。
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USBコード。すべてのコネクタが独立しているのは珍しい |
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OWL-PC-69-USB。“60”とは前面パネルのデザインが違うのみ |
OWL-PC-60といえば、限定バージョンとしてグリーンのモデルが5月末に発売されているが、残る2つのカラーバリエーションであるブルーの「OWL-PC-60B/N」とパープルの「OWL-PC-60P/N」も発売されている。
こちらも、電源が付属しないことを含めてスペックはすでに発売されているモデルと同じ。価格は、どちらのカラーともコムサテライト2号店で2万2800円。
さて、このように今やトレンドとなっているアルミケースだが、1Uサイズアルミ製ラックマウントケース「UACC-119AL」の販売も始まっている。
代理店であるユーエーシーのサイトによると、アルミ化により冷却性能の向上・軽量化(スチール製の約半分)といったメリットがあるとのこと。ドライブベイなど一部に補強用スチールが用いられているが、“ほぼ”フルアルミケースといえそうだ。電源はE-MAX製の「MPW-6181F」で容量は165Wとなっており、PCIスロット用ライザカード1個が付属する。
価格はコムサテライト3号店で5万7800円。
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UACC-119ALkの内部。通気用ファン4基を標準装備する |
そしてアルミ製でこそないものの、各種PCパーツでお馴染みのJustyからはIntelの認定を受けたというPentium 4対応ミドルタワーケース「6890AX」が登場した。
3.5インチベイを1つに絞り、その代わり5インチベイを4つ設け、3つずつケースの前後に分かれた3.5インチシャドウベイのそばには共に8インチファンの通気口が設けられている(シャドウベイはもう一つ、電源上にもある)。
そして8インチファンは前後シャドウベイのそばに1つずつ、前面に1つ、5インチベイの左右両側から外気を取り込む形で1つずつの計5つ取り付けられるようになっており、“多数のファンで強引に冷やす”というコンセプトのようだ。
価格はコムサテライト3号店で1万6800円。
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8cmファンを5個取り付けられれ、Intelの認定を受けているという |
Pentium 4対応でもう1つ。すっきりとしたデザインで黒と白の2つのモデルが用意されるケース「CAMPUS」も登場している。型番は「M-601WH」と「M-601PG」。HanYangという、おそらく台湾のメーカーの製品らしいが、その詳細は不明である。電源が付属しておらず好きな電源を購入して組み合わせられるのも特徴だ。
価格はコムサテライト3号店で4980円、クレバリー3号店で5980円。
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M-601WH/PGのマザーボードパネル。Pentium 4マザーのためのCPU取り付けマウンタが付けられる |
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