ヤマハ(株)は29日、同社のリモートルーター“RT”シリーズの9モデルにおいて、6月上旬から次世代インターネットプロトコル“IPv6”に対応したファームウェアの提供を順次開始すると発表した。同社によれば、5万円以下の普及価格帯のルーターでは世界初という。
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『RT105i』 |
対応モデルと提供予定日は、『RT140シリーズ(4品番)』と『RT300i』が6月上旬、『RT105i』と『RTA54i』が7月上旬、『RT52pro』と『RT60w』が9月上旬。ファームウェアは同社のホームページで提供する。
![]() | 『RTA54i』 |
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新ファームウェアで提供するのは、IPv4ネットワークを経由してIPv6ネットワークを接続するための“IPv4 over IPv6 トンネリング”、IPv6ネットワークを経由してIPv4ネットワークを接続するための“IPv4 over IPv6 トンネリング”、両方の機器を相互に接続するための“トランスレータ機能”といった移行技術のほか、標準的なセキュリティープロトコル“IPsec”、“パケットフィルタ機能”など。ファイアーウォール機能もサポートする予定という。
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