それではここで、サイボウズDBメーカーのデモンストレーション画面を見ながら、その特徴をお伝えしよう。
データベース一覧。データベースのメニューは、WindowsのExplorerと同じく、フォルダを使った階層構造で管理できる。 |
レコード一覧。絞り込み、ビューの切り替え、検索、レコード追加などが簡単に行なえる。 |
データベース総合管理画面。運用中のデータベースのステータスを確認。 |
データベースの設計その1。データベースを“設計”するといっても、難しい概念を覚える必要はない。Excelで凝った表を作るよりも、よほど簡単だろう。 |
データベースの設計その2。フィールドを設計する。「レコード一覧」画面の、列のタイトル部分が、この場合の「フィールド」ということになる。 |
データベースの設計その3。データベースへのアクセス権を設定。ユーザー、グループごとに、編集、閲覧、削除などの権限を割り当てる。ユーザーリストについてはサイボウズ Officeとの連携も可能だ。 |
サイボウズDBメーカーの目玉のひとつであるサポート画面。自社専用のサポートページにアクセスしたところ。顧客登録に従って、自社のサイボウズDBメーカーの構成が表示される。これにより、サイボウズ側は顧客側のシステム構成を聞く手間が省け、効率のよいサポートを提供することができる。 |
サイボウズDBメーカーの価格は現在のところ未定だが、
- 本運用するデータベースの個数
- 利用期間
の2つの要素をあわせて課金するという。クライアント数(データベースを使用する人数)は関係ない。従来のサーバ用ソフトウェアの価格体系は、サーバのCPU数やクライアント数、同時接続数などによって複雑な価格体系がとられていた。サイボウズDBメーカーでは、こうした価格体系を排除し、ユーザーにわかりやすい設定とした。サイボウズDBメーカーがターゲットとする市場にはマッチしたものとなるだろう。
サイボウズDBメーカーの今後の展開としては、携帯電話、PDAなどへのモバイル展開、データベースとしての機能強化などとともに、APIを公開してカスタマイズ可能にしていくという。
サイボウズDBメーカー動作環境
- 対応OS
- Windows 2000 Server
- Windows 2000 Workstation
- Windows NT 4.0 Server
- Windows NT 4.0 Workstation
- Linux(カーネル2.x Intel系ハードウェア)
- FreeBSD 2.x以上(Intel系ハードウェア)
- Solaris 2.5.1/2.6/7/8
- 対応Webサーバ
- IIS 2.0/3.0/4.0/5.0
- Peer Web Services
- サイボウズ Web サーバー2(Windows版)
- Apache 1.1以上(Linux、FreeBSD、Solaris)
- 対応ブラウザ
- Netscape Navigator 3.0以上
- Internet Explorer 4.0以上
- ハードウェア
- CPU……Pentium 200MHz以上
- メモリ……64MB以上
- ハードディスク……空き容量20MB以上