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日本PTC、ハイエンド3D CAD『Pro/ENGINEER 2001』発表

2001年04月12日 21時19分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本パラメトリック・テクノロジー(株)(日本PTC)は12日、機械系ハイエンド3D CADソフト『Pro/ENGINEER 2001』(日本語版)を6月15日に発売すると発表した。価格は基本システムとなる『Pro/ENGINEER 2001 Foundation』が125万9000円から。Windows 95/98/NT4.0/2000およびSolaris、HPーUX、AIX、Tru64 UNIX、IRIXで動作する。

『Pro/ENGINEER 2001』の画面
『Pro/ENGINEER 2001』の画面

Pro/ENGINEER 2001における、前バージョン『Pro/ENGINEER 2000i2』から強化された点は、作成したモデルにおいて、角を丸めたり穴をあけたりといった作業がマウスのクリック&ドラッグ操作によって直接大きさの変更や編集が行なえる“ダイレクト・モデリング”機能や、数値をもとにしたソリッド・モデリング(3次元設計)と自由形状によるデザイン設計を並行して行なえる“インタラクティブ・サーフェス・デザイン・エクステンション”機能。また形状が似ている2つのモデルを、同一画面内で相違点をワイヤーモデルで示しながら比較できる。

Pro/ENGINEER 2001で、2つの似た部品の違いを表示したところ
Pro/ENGINEER 2001で、2つの似た部品の違いを表示したところ。異なる部分が赤で示される

また、Pro/ENGINEERの核となるカーネル部分を『Granite One(グラニット・ワン)』として、企業内で独自CADソフトを構築したいユーザー向けにライセンス販売するという。Granite Oneをベースとして開発されたCADソフトで作成されたモデリングデータは、Pro/ENGINEERを含むほかのGranite OneをベースとしたCADソフトと互換性があり、設計図の共有などが行なえるという。特に、企業内で独自のCADシステムを利用しているところが多い日本市場において重要だとしている。

ロバート・チャプデレイン氏
日本PTCのアジア・パシフィック統括責任者でジャパン・ゼネラル・マネージャーのロバート・チャプデレイン氏

発表会で挨拶した、日本PTCのアジア・パシフィック統括責任者でジャパン・ゼネラル・マネージャーのロバート・チャプデレイン(Robert Chapdelaine)氏は「日本の製造業では、まだまだ2D CADや3DワイヤーモデルCADが使われているところが多く、アメリカなどに比べて非常に遅れており、(Pro/ENGINEERのような)3DソリッドモデリングCADには大きな市場ポテンシャルがある。エレクトロニクス、造船、重工業など産業ごとに大きく異なる顧客の要求に対応して、2D/3DワイヤーモデルCADからの移行を進めていく。販売では、現在営業組織を再編しており、11社とCAD製品販売で提携して間接販売網を拡大している。10月までには15~18社に増加する見通しで、この販売網による売り上げは第1四半期(10~12月期)2700万円、第2四半期(1~3月期)には8700万円と大きく伸びている」と、パートナーシップ戦略が順調に推移していることを強調した。

日本PTCでは現在機械系3D CAD市場(本数ベース)において10%程度であるPro/ENGINEERのシェアを、この新バージョンで年内に15%まで引き上げたいとしている。同社によれば現在の同市場では、仏Dassault Systems社の『CATIA』とPro/ENGINEERがトップシェア争いをしている状況という。パートナーシップによる間接販売の強化によってシェア1位を目指す考えだ。

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