日本パラメトリック・テクノロジー(株)は19日、3次元CADソフト『Pro/DESKTOP(プロ・デスクトップ)』の最新版を25日に発売すると発表した。価格は13万9000円。
最新版では、カーネルを『Parasolid(パラソリッド)』から主力製品のハイエンド3次元CAD/CAM/CAE『Pro/ENGINEER(プロ・エンジニア) 2001』と同じ『Granite One(グラニット・ワン)』に変更したほか、パラメトリックな3次元モデリングと図面作成機能を強化し、併せてマウスによる直感的な操作性を向上させたという。
主な機能は、“フィーチャ”ベースのモデリング、ドラッグ&ドロップによるジオメトリやフィーチャの作成、、アセンブリー、レンダリング、フィーチャベースの2次元図面作成、2次元/3次元の機構運動解析など。対応OSは、Windows 95 OSR2/98/Me/NT 4.0(SP3以上)/2000(SP1以上)。Windows XPにも対応する予定という。
同時に、『Pro/DESKTOP』の無償簡易機能版となる『Pro/DESKTOP Express(プロ・デスクトップ・エクスプレス)』の提供をウェブで開始する。製品版から、Parasolid形式データの入出力や、レンダリング、アニメーション作成ほかの機能が省略されている。
同社では、『Pro/DESKTOP』を、3次元設計ツールの採用を検討している企業や、3次元設計が主要設計ツールとなっているが頻度が低い、あるいは必要な機能が比較的少ない業務の担当者にまでツールの使用範囲の拡大を検討している企業向けに販売するとしている。