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モトローラ、予測型入力システム『iTAP』を開発

2001年04月04日 15時40分更新

文● 編集部

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米モトローラ社(Motorola, Inc.)の日本法人であるモトローラ(株)は3日、米モトローラが入力文字を予測する携帯電話用文字入力システム『iTAP』の日本語版を開発したと発表した。

『iTAP』では、キーごとに文字の表示される順番が最適化される。たとえば、携帯電話で文字を入力するのに、これまでは“お”を入力するには“あ”のキーを5回押す必要があった。しかし、『iTAP』ではユーザーが1度でも“お”を選択すると、次回からはそのキーを押して最初に表示される文字が“お”になるという。

また、“ロック機能”というユーザーによる単語登録も可能で、最初の何文字かを入力した時点でエンターキーを押し、その単語を“ロック”すれば、次回からはそのキーの組み合わせから、登録した語句が選択できるようになる。たとえば“ASCII24”という語句を頻繁に入力するユーザーがいたとする。“ASC”と入力した段階で単語を“ロック”し、“II24”と入力すれば、以後“ASC”と入力するだけで“ASCII24”が選択候補になる。

『iTAP』には約3万5000語の辞書が装備されており、そのうち約1000語は俗語を収録している。日本語版以外にも英語、中国語(簡体字、繁体字)、ドイツ語やフランス語など19ヵ国語に対応しており、今後ほかの言語版も開発していくという。

『iTAP』は組み込み型ソフトウェアで、携帯電話以外にもPDAやリモコン、カメラなど、さまざまな電子機器に実装できるとのことだ。

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