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インテル、単機能システム向け低消費電力版Pentium IIIを発表

2001年03月26日 18時35分更新

文● 編集部

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インテル(株)は26日、通信機器やPOS端末、ATM端末などの単機能型システムである“アプライドコンピューティング”向け製品として、Pentium IIIプロセッサーの低消費電力ファミリーの700MHz版を追加したと発表した。併せてアプライドコンピューティング向け製品ファミリーに440MX-100チップセットと810E2チップセットの2種類を追加したほか、通信機器の設計期間を短縮することを目的としたリファレンスデザインを公開した。

低消費電力版のPentium III-700MHzは、アプライドコンピューティング向けの低消費電力プロセッサーの最高性能の製品。発熱を抑えられるため、高密度に実装される通信用サーバーアプライアンスやネットワーク機器、通信機器などに最適としている。1000個受注時の単価は6万3500円。

440MX-100チップセットは1チップ統合型チップセットで、Pentium IIIとCeleronの低消費電力ファミリー向けに最適化されている。1000個受注時の単価は2960円。810E2チップセットは、標準のPentium IIIとCeleronに対応するチップセットで、グラフィックスコントローラー、LANコントローラー、ATA100ディスクドライブインターフェースなどを内蔵している。1000個受注時の単価は3550円。

今回公開したリファレンスデザインは、高性能アプライアンス向けの『インテル パフォーマンス・コミュニケーション・アプライアンス・デザイン』、Pentium IIIまたはCeleronプロセッサー向けの『インテル 815E バリュー・コミュニケーション・アプライアンス・リファレンス・デザイン』、小型機器向けの『インテル 440MX エントリーレベル・コミュニケーション・アプライアンス・リファレンス・デザイン』の3種類。

『インテル パフォーマンス・コミュニケーション・アプライアンス・デザイン』は、1Uの筐体に2つのPentium III-866MHzを搭載、Gigabit Ethernetを1ポート、10BASE-T/100BASE-TX Ethernetポートを3ポート備える。

『インテル 815E バリュー・コミュニケーション・アプライアンス・リファレンス・デザイン』は、815Eチップセット、10BASE-T/100BASE-TX Ethernetポートを3ポート搭載する。

『インテル 440MX エントリーレベル・コミュニケーション・アプライアンス・リファレンス・デザイン』は、低消費電力版Celeron-400MHz、440MX-100チップセット、10BASE-T/100BASE-TX Ethernetポートを2ポート搭載する。

これらのリファレンスデザインの回路図は同社のウェブサイトから無償でダウンロードできる。

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