インテル(株)は21日、米インテル社と米IBM社が現地時間の20日に、インテルが“インテルPCA(インテル パーソナル・インターネット・クライアント・アーキテクチャー)”への組み込みソフトウェアの主要ベンダーに、IBMを選択したと発表した。
インテルPCAは、インテルの次世代携帯情報端末のためのオープンアーキテクチャー。通信機能や演算機能などの主要な機能をオープンなインターフェースで結ぶことで、サードパーティーが自由に拡張機器を提供できる。また、機能ごとにモジュール化されているため、新しいアプリケーションなどを追加する際も、ほかのモジュールに影響を及ぼすことがないという。
IBMは、クロスプラットフォームの組み込み用ミドルウェアである『WebSphere Everyplace Suit Embedded Edition』とツール群を、インテルのStrongARMプロセッサーやStrongARMをさらに発展させたXScaleアーキテクチャーをベースに今後開発されるプロセッサーに対応させることでインテルPCAをサポートする。
一方インテルは、今年後半に配布を予定しているインテルPCAのソフトウェア開発キットとハードウェア・リファレンス・デザイン・ガイドにWebSphereを同梱して配布する。WebSphereは通信の制御やバックエンドサーバーとの間のトランザクションを行なう。