FlexScan L461/FlexScan L675
FlexScan L461/FlexScan L675
2001年03月14日 22時18分更新
文● 内田
首振り・高さ調整・パネル回転
自在な設置方法も魅力の「FlexScan L675」
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18.1インチ・SXGA表示の「FlexScan L675」。写真のモデルは本体色「ブラック」(型番:L675-BK)タイプで、セレーングレーモデル(型番:L675)も用意されている |
一方、「FlexScan L675」は、マルチモニタ環境での使用も視野に入れた設計のハイエンド液晶モニタだ。パネルサイズは18.1インチで、表示解像度は同社の18.1インチパネル搭載の従来モデルと同じく最大1280×1024ドット。このほか、ドットピッチは縦横0.28mm、最大輝度は200cd/m
2、コントラスト比は300:1となっている。PCとの接続インターフェイスはL461と同じくDVI-Iだが、本機はこれを2系統装備している。パッケージにはアナログ接続用およびデジタル接続用のディスプレイケーブルが1本ずつ付属している。また、アップストリーム×1、ダウンストリーム×4のUSBハブも内蔵する。なお、本体色は、白系のセレーングレー(本体型番:L675)とブラック(本体型番:L675-BK)の2種類。
外観デザインはナナオの従来の18.1インチシリーズから一新され、中でも特に異なる点は、「Slim Edge」と銘打たれているスリムデザインだ。同社の18.1インチ液晶モニタ「FlexScan L680」では34.5mmあった液晶パネルの枠(ベゼル)の幅が、本機は19mmにシェイプアップされている。これにより、液晶モニタを2台並べたときの「画面と画面の間隔」が従来よりぐっと狭くなり、設置スペースの削減とマルチモニタ環境の使い勝手の向上が図られている。
また、チルトは最大40度、スイベル最大70度、高さ調整80mmと、設置後の微調整も可能で、卓上での置き場所やユーザーの視線位置に合わせて、フレキシブルにパネルの向きを調節できる。さらに、画面を90度回転させ、1024×1280ドット(アスペクト比4:5)の「縦長画面」として利用することもできる。縦長画面で使用するには、専用のソフトウェアが必要だが、文書作成が主な用途のユーザーには、便利な機能だろう。
価格はオープンプライスで、実売価格は30万円台半ば。SXGA表示、18.1インチパネル搭載ということで、こちらはまだまだ高価な製品ではあるが、極細ベゼル採用のスリムデザインと設置方法の自由度の高さは大いに魅力的だ。
| チルトの角度は最大40度。スタンドの上下伸縮により、無段階で最大80mmの高さ調整が可能。 |
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低価格モデルの「L461」にはないスイベル機構も搭載。角度は最大70度。 |
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パネルの90度回転により、「縦長画面」での使用も可能。 |
製品名 |
FlexScan L461 |
FlexScan L675 |
パネルサイズ |
16インチ |
18.1インチ |
表示解像度 |
1280×1024ドット |
1280×1024ドット |
最大輝度 |
200cd/m2 |
200cd/m2 |
コントラスト比 |
300:1 |
300:1 |
入出力端子 |
DVI-I×1 |
DVI-I×2、USB(アップストリーム×1、ダウンストリーム×4) |
サイズ |
384(W)×171.4(D)×387.2(H)mm |
328(W)×208.5(D)×459~539(H)mm |
重量 |
4.3kg |
9kg |