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CanoScan D2400UF/D2400U/D1230U/D646U

CanoScan D2400UF/D2400U/D1230U/D646U

2001年02月28日 13時02分更新

文● 行正

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 キヤノン販売(株)は、赤外線センサによりゴミやフィルム面のキズを検出して自動的に補正を行う機能を搭載したA4対応フラットベッドスキャナ「CanoScan D2400UF」および「同 D2400U」を発表した。同時に、従来モデルよりも使いやすさを向上させた「同 D1230U」、薄型の「同 D646U」もラインナップに加わった。

自動的にフィルム面のゴミやキズを補正するフラットベッドスキャナ「CanoScan D2400UF」。トップカバーには透過原稿用の赤外線/可視光線のライトユニットが組み込まれている。

 CanoScan D2400UFは、光学解像度2400×4800dpiのCCDスキャナで、階調表現力は48bit入出力。標準でフィルムスキャン(35mm~4×5サイズに対応)用の透過原稿ユニットを装備する。
 専用ASICの搭載や駆動モータの見直しでスキャンスピードの高速化が行われているほか、「Canon's Ultra Hyper CCD」と呼ばれる、画素を半分ずらした2列の市松配置のCCDセンサを搭載することにより、高解像度化が図られている。さらに、「FARE(Film Automatic Retouching Enhancement)」と呼ばれる自動補正機能が搭載され、フィルムスキャン時にはフィルム上に載ったゴミやフィルム面のキズを自動的に補正することができる。これは、透過原稿ユニットのライトに通常の白色光源に加えて赤外線光源も組み込むことにより、赤外光では影となるフィルム上のゴミやキズを検出するもの。なお、これは透過原稿用の機能なので反射原稿では利用できない。
 本体サイズは286(W)×461(D)×92.5(H)mm、重量は約3.4kg。電源はACアダプタ(付属)。インターフェイスはUSBで、対応OSはWindows 98/Me/2000、Mac OS 8.5/8.6/9。付属ソフトとして、フォトレタッチソフト「Adobe Photoshot 5.0LE」、画像管理ソフト「Arcsoft PhotoBase 2.1」、日本語OCRソフト「e.Typistエントリー」など(いずれもWindows版/Macintosh版)が同梱される。価格は4万9800円。



透過原稿ユニットではなく、トップカバーは通常の圧板(原稿押さえ)の「CanoScan D2400U」。

 D2400Uは、基本的にはD2400UFの透過原稿ユニットをオプション化したモデル。トップカバーが単なる樹脂製の圧板となり、本体色が若干異なるほかは同一スペックの製品で、バンドルソフトなども共通。オプションの「FAU-S13」(1万2000円)を購入すれば、D2400UFと同様にゴミ&キズ補正機能付きフィルム読み取りが可能となる。価格は3万9800円で、D2400UFより1万円安い。



従来機種D1210Uの後継にあたる普及機「CanoScan1230U」。光学解像度1200dpiにして3万円を切る価格が魅力だ。

 D1230Uは、光学解像度1200×2400dpi、階調表現力48bit入出力のCCDスキャナ。CCDセンサは従来どおりの(市松配置でない)もので、ゴミ&キズ補正機能も持たないが、ASICと駆動モータの見なおしによる高速化が図られている。インターフェイスはUSBで、電源はACアダプタ。本体サイズは286(W)×461(D)×92.5(H)mm、重量は約3.4kg。付属ソフトはD2400シリーズと共通。価格は2万6800円。オプションとなる透過原稿ユニット「FAU-S12」は1万円。



濃いブルーの鏡面仕上げされたボディを持つ「CanoScan D646U」。厚み61mmというスリムさは初期のCISスキャナ並だ。

 D646Uは、CCDスキャナとしては非常に薄い筐体に収まっているのが特徴。光学解像度は光学解像度は600×1200dpi、階調表現力は14bit入力8bit出力。インターフェイスはUSBで、電源はACアダプタ。本体サイズは258(W)×431(D)×61(H)mm。透過原稿ユニットは用意されない。価格は1万6800円。

 発売は、D2400UFが4月上旬、D2400Uが3月中旬、D1230Uが4月下旬、D646Uが3月中旬を予定している。なお、D2400UFのレビュー記事を公開中。

キヤノン販売(株)
問い合わせ先 お客様相談センター 0570-01-9000



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