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Turbo-CE

資格通信

2001年02月20日 00時57分更新

文● NETWORK MAGAZINE 編集部

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自分の知識を形にする

でんさテクノ東京 千葉氏がTurbo-CEをとったワケ

千葉則行氏でんさテクノ東京 ソリューションサービス事業部 オープンソリューション事業推進部 オープンソリューションサービスグループ 千葉則行氏(29歳) 大学院で物理学科の修士課程を終え、博士課程に在籍中の千葉氏は、卒業までの半年間就職先に一足早く働いている。会社から資格取得を求められる以前からLinuxに親しんでおり、自分の知識を形にしたことが、より一層の自信とスキルアップにつながったということだ
[Q] 現在大学院生ということですが、Turbo-CEを取得したきっかけは何ですか?
[千葉氏] きっかけは、就職が決まったあと、会社からLinuxの資格をとってくれないか、と言われたことです。ただ、私は大学で物理学科に在籍しているのですが、正直言って物理学科だと就職は厳しいです。しかし、Linuxは7年ほど前から触れていました。当初は、研究に必要な数値計算を自宅でもやりたかったからなのですが、ワークステーションは高すぎて個人では購入できなかったので、安価にできるLinuxを導入しました。そして現在は、自分の得意なLinuxを武器に就職できたと思っていますし、資格をとること自体は苦になりませんでした。また、会社にアピールするのにいい機会だと思い、この資格を取得しました。
[Q] 資格をとったのは?
[千葉氏] 2000年10月に取得しました。Turbo-CEは70%の正解率で資格が取得できますが、私が受けたときは正解率が90%以上だったので、トレーナーの資格であるTurbo-CIもとれました(各資格の詳細は右ページ参照)。
 試験を受けるに際しては、1カ月程度勉強をしました。試験対策としては、会社でLinuxの試験対策コースを無料で受けさせてもらいました。あとは、システムテクノロジーアイのiStudyシリーズで勉強しました。
[Q] 資格取得のうえでたいへんだったことは?
[千葉氏] まずは、資格を受けるうえで情報が比較的少ない、ということが挙げられます。もちろん、Linuxの各ディストリビューションに関する書籍などはたくさんあるのですが、Turbo-CEの資格に関する書籍が1冊もないので、試験を受ける際にはとまどいました。しかし私の場合は、会社でLinuxの講習を無料で受けることができたので助かりました。
 ただ、普通に講習を受けるには、コースにもよりますが20~30万円という単位のお金がかかります。そこで、必要な費用を安くしてほしい、ということは感じました。個人で、ましてや学生で受けるとなると、これらの金額は厳しいです。資格関連の書籍などが充実すれば、もう少し敷居が低くなる気がします。
[Q] 資格取得後に「よかった」と思えることは何ですか?
[千葉氏] 現在就職前に、同じ会社でアルバイトをしているのですが、資格取得後は時給が倍になりました。(笑)これが一番うれしかったです。いまの仕事は、各種サーバの構築やトラブルシューティングのほかに、Turbo-CIのおかげでLinux関連の講師もやっています。
 あとは、これまでずっとLinuxを使っていたという自信はあったのですが、資格をとって客観的な指針ができたので、それがさらなる自信につながりました。自分の知識が形になるというのは、非常にうれしいものなんです。

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