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ノベル、2001年度事業説明「ノベルのディレクトリサービスでネットワークを魅力あるものに」

2001年01月12日 21時16分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ノベル(株)は12日、関係者を招いた新年会を都内ホテルで開催、同社代表取締役社長のPhilip K. Welch(フィリップ・K・ウエルチ)氏が、今後のネットワーク業界の展望について語った。

同社代表取締役社長のPhilip K. Welch氏

同氏は、ネットワーク市場と同社の方向性について、「今年は本格的にEビジネス企業が生まれる年。ノベルは企業とインターネットを結ぶディレクトリサービスを中心としたネットワークサービスを提供する」

「Eビジネスに必要なネットワークは、インターネット、イントラネット、有線、無線などあらゆるネットワークを統合し、1ネットワーク(ワンネット)として機能するものでなくてはならない」

「この1ネットワークは1つの会社で提供できるものではなく、さまざまな企業の技術や製品を統合したネットワーク基盤となるもの。ノベルはこの1ネットワークにディレクトリサービスを提供し、ネットワークを魅力あるものにする」

「1ネットワークを実現するため、今後はシステムインテグレーターやコンサルティング会社など新たなパートナーシップも展開していく」と語った。

また同氏は、今後出荷予定の新製品として、『DirXML』と『iChain』を紹介した。

『DirXML』は、複数のサーバー間でデータを管理するディレクトリサービス『NDS eDirectory』の最上位に位置するディレクトリ対応アプリケーション。eDirectoryのディレクトリデータや変更イベントをXMLフォーマットに変換し、外部のアプリケーションに提供できるようにする。販売形態はパッケージではなくライセンス販売となる見込み。

『iChain』は、企業のビジネスプロセスをインターネットに移行するためのプラットフォームで、アクセス/ポリシーの一元管理、サプライチェーン管理、エンドユーザー向けパーソナライゼーション、コミュニティー形成といったビジネス管理機能を提供する。ディレクトリにはeDirectoryを採用しているが、他のディレクトリサービスやバックエンドデータベースなどをディレクトリ情報として利用することも可能。

同社は『DirXML』を今月末に、『iChain』を今春にそれぞれリリースするとしている。

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