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太閤立志伝IV特別インタビュー

太閤立志伝IV特別インタビュー

2000年12月29日 05時20分更新

文● 中村聖司

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俺もやるからキミもやれ! 新賭博“ぴんころ”大解剖

「太閤」シリーズでは意外と優しめの織田信長。どうやったら主人公カードが貰えるのか。

編 主人公の中には秀吉と結びつきの濃い、いわゆる準主人公的なキャラクターが結構たくさんいますけど、たとえば「織田信長カード」とかは、普通にプレイすれば簡単に入手できるものなのですか?

開 信長カードは特殊なイベントで手に入るものなので、普通にやっていると手に入らないかもしれませんね

編 おお! 信長からしてレアカードなわけですね(笑)

開 そうですね。

編 今回のお仕事(主命)の内容を教えてください

開 米を売ったり買ったり、鉄砲を売ったり買ったりとその辺はあんまり変わりませんが、今回は主家からもらった予算を別のことに使ってお金を儲けることが可能になっています。町に「座」という特産品や交易品を売買する施設があるんですが、ここで買って、別の町の座でそれを売って儲けるといったことができます

編 で、主命を到達して、差分をかすめると。少し危険なゲームになりましたね(笑)

開 そうですね。今回は、秀吉1本の頃より多少シナリオが薄くなってますから、ストーリーを楽しむというよりは、自由な展開でゲームを楽しんでいただきたいと考えています

編 何度も楽しめそうですね。町の賭場で遊べる賭博に「おいちょかぶ」「ちんちろりん」「ぴんころ」という3種類があるそうですね

開 ぴんころは今回が初めてです。

編 私がはまったのはちんちろりんだったと思うのですが、何度やってもぜんぜん勝てなくて「せっかくの儲けをもってきやがって、絶対インチキだ!」とか思ってました(笑)

開 前作は私にはわかりませんけど、IVに関して言えば、インチキは一切ありません。私が作りましたから

編 はははは。じゃ、今回も賭博につぎ込ませていただきます

開 ちなみにぴんころは最初から遊ぶことはできません。おいちょかぶとちんちろりんのいずれかで、町の賭場の資金を一度0にすると遊べるようになります。ぴんころは、そのほかの賭博とは掛け金の桁が違いまして、負けるとごっそり持って行かれますから、運に自信のない方はやらないほうが賢明でしょう(笑)

編 ぴんころってどういうゲームなんですか。よく知らないのですが

開 4人でやります。4人が2つのサイコロを延々と振りあって、たとえば、目の合計3がでれば場に3貫を出します。5のぞろ目で10が出ると、場に10貫を出して、もう1回サイコロを振る必要があります。それを繰り返して、1番始めにぴんぞろ(1と1)を出した人が、場に集まったお金を全部貰えるというゲームです

編 毎回参加者全員がお金を出し続けるわけですか?

開 そうです。なので、誰も当たらずに続けば何千貫と場に積まれていきます

編 はははは。泣けてきますねぇ

開 ぴんぞろになるのは1/36ですから、場に積まれるお金は結構な額になります。勝つ確率は1/4と、決して高くはありませんが、1番手っ取り早いお金の稼ぎ方ではあります

編 合戦はどのようなシステムになっているのでしょうか?



合戦の様子。こちらもカードバトルで争われる。兵科の攻撃力を上げる技能カードをたくさん持って合戦に臨みたいところだ。

開 個人戦と同じように合戦もカードで争います。「通常攻撃」や「突撃」といった、手札を出し合って勝敗を決めます。強いカードを持っていると、戦いが有利になります

編 なるほど。たとえば、秀吉ですとか信長や家康などは、たっぷり合戦が楽しめると思うのですが、合戦をまったく経験しない主人公もいたりするのですか?



こちらは攻城戦の様子か。長宗我部対武者小路の戦い。ということは武者小路家のような公家も主人公としてプレイできるのだろう。

開 配下としてプレイしている場合は、自分の合戦系の技能や能力が低い場合はお呼びがかからないことも考えられますが、出世して城主、国主になると、自分で軍団を編成して合戦に勝つことが主命になりますから合戦は避けられません。大名になると、自分で国主を任命して攻略を指示できますから、自分で合戦をしないこともできます。身分によりけりですね

編 今回は終わりのないゲームのような気がしますね。一応、天下統一という目標があるんですが、ずっとてくてく日本を歩いていくだけでもたっぷり楽しめそうですよね

開 そうですね。そういう遊び方も可能です。ただ、タイムリミットは1615年までなので、主人公によってはゲーム開始から20年足らずでタイムリミットが来ることもあります

編 今回は600名でプレイできるわけですけど、ユーザーさんにどういうプレイを期待されてますか?



親密度が高まると主人公カードをくれる武将もいるようだ。画面は伊達成実。

開 木下藤吉郎(豊臣秀吉)から始めてもらって、主人公カードさえあれば、秀吉でクリアしなくても新しい主人公が使えますから、連鎖的に主人公を変えてもらって、それぞれ違ったプレイを楽しんでほしいですね。最終的には自分の好きな武将でたっぷり「太閤」の世界を味わってもらえればと考えています

編 実は人気の高い武将は入手が難しかったりするわけですか?

開 そうですね。人気が高いというより、能力の高い武将はカードの取得を難しくしています。大半は仲良くなればカードを貰えますよ



「伊達成実カード」を入手! これで伊達成実でプレイできるようになるぞ。

編 主人公が変わると、登場する場所や時期も違うんですよね?

開 そうです。仕える大名や登場する場所が違ったりします

編 今回、イベントはどれぐらいあるのでしょう

開 100ぐらいでしょうか。「信長の野望」や「三國志」で起こるような、条件が揃えば発生するイベントばかりです。自宅に帰ったときや戦闘中にといった具合です

編 たとえば、秀吉でプレイするとクリアにどれぐらい時間がかかるものなのですか?

開 そうですね。順当に出世を進めていったとすれば、だいたい24時間ぐらいでしょうか。今回は、仕様として後からイベントを拡張できるようにしています

編 それは拡張キットとして出るのでしょうか、それともパッチ?

開 拡張キットまではいきませんが、パッチよりは中身が充実していますね。たとえば、長宗我部信親のイベントをたっぷり追加してほしいという要望がたくさん来れば、アップデータをインストールするだけで、信親用のイベントをゲームに追加することができます。実際に遊んでみて、好きな武将キャラにイベントが少ないなと感じた場合はどしどしご要望をお寄せください


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