いっそう華やかになったフィールドマップ
これが今回のフィールドマップだ。多種多様の装いをした武将たちがマップ上に確認できる。 |
編 今回の基本的なゲームシステムを教えてください
開 主人公が勲功を上げて、出世して、最終的には天下人となるという基本軸はまったく変えていません。これを変えちゃうとシリーズのファンの方から「これは別のゲームじゃないか」と怒られてしまうので
編 フィールドマップが大きくなったぶん、かなり詳しいところまで描き込んでありますね。以前は、フィールドには秀吉だけがぽつんといて、てくてく日本マップを横断していくという、どちらかというと牧歌的なイメージが強かったのですが
開 今回は、秀吉(主人公)以外にさまざまなキャラクターがフィールドを歩くようになり、(秀吉が)いきなり斬りかかったり、話しかけたりできるようになりました
編 そのキャラクターにカーソルを合わせると情報が表示される?
開 はい。面識がある場合は情報が表示されます
編 逆に面識がない人が歩いていたら「追いかけてみよう」と
開 そうですね。遠くだったら会えなかったりしますけど
編 では、個人戦は主にこのフィールドマップで行われるのですか?
開 フィールドマップのほかに、知り合いになった武将の家に赴いて試合を申し込むこともできます。あと、道場でもできますね
編 ここに軍勢がひしめいているのが確認できますけど、仮に軍隊とぶつかったらどうなるんですか?
開 何も起こりません。個人と軍隊とは別のものと認識しますので
「太閤」らしさ全開のミニゲーム。忍者修行のようだ。 |
編 今回のミニゲームはどのように行われるのでしょう?
ミニゲームに合格して技能カードを入手したところ。 |
開 算術や剣術といった技能を上げるためには、従来、特定の場所に赴いてお金を払って習得していましたが、今回はその代わりにミニゲームをクリアすることで技能を習得できるようにしました。そのミニゲームをクリアすることで「技能カード」が取得できます。結果(成績)次第ではもっと貴重なカードが手に入る可能性もありますよ
編 なるほど、IVでは個人の能力もカードで取得するようになったわけですか。前回頂いた画像に「名所カード」というものもあったのですが、あれはどういう効果が?
これが名所カードのひとつ「天の橋立カード」 |
開 特に効果はないのですが、フィールドマップで“あるポイント”といいますか、地形に入ると入手できます。コレクション用のカードです
編 今回は町以外に様々な拠点が用意されているようですね
開 城下と町を機能的に分離させて、さらに忍びの里を加えました。忍びの里は全国で8つ、城は全部で160あって、城にはそれぞれ支配している大名がいます。町は全部で60あります
忍びの里のひとつ「風魔の里」。忍びの技術はここしか習得できないぞ。 |
そしてこちらが町。右下のコマンドは城のものが入っているが実際には、米屋、宿屋、酒屋、座などが用意される。 |
編 なるほど。新しくできた城下はどのような機能があるのですか?
開 城と大名に仕えている武将の家があります。町は、どの大名にも支配されない領域で、誰でも自由に入れます。
編 前作では主家が敵同士だろうが何だろうが自由に敵武将に会えましたが、今回はそれができなくなったわけですか
開 正確に言うとできにくくなってます。忍術技能が優れていると、敵の城下に侵入しても見とがめられることなく、武将の家に訪問できたりします
編 武将の技能はどうなっているのでしょう?
開 16個用意しました。新しい技能としては兵科ごとの強さを示す「足軽」「騎馬」「水軍」とか、合戦系以外では「医術」などがあります
編 IIIでは「織田家中の派閥争い」がゲームの大きなウェイトを占めていたと思うのですけど、今回その辺は?
開 かなり縮小されました。最初は入れる予定でしたが、600名すべてにその要素を入れるのは到底無理なので、ライバルや親友といった要素意外は外してしまいました。ただ、対人関係はこれまでどおり、仲良くなればいいことがあるようにはしてます
評定の様子。軍師が真田幸村というのは少し照れる。主人公は誰なんだろう? |
編 それでは評定も変化したのですか?
開 評定はふた月に1度になりました。それ以外は大体同じですね
編 今回、派閥がないから、意見を通しやすいのでは?
開 派閥はありませんが、ライバル武将というのがいるので、簡単に通せるわけではありません
編 “ねね”とか“お松”といった女性キャラクターも登場するのでしょうか? あと、これはいま思いついたのですが、女性の主人公も登場するんですか?
「太閤立志伝III」より。前作で重要な役割を果たしてくれた秀吉の正妻“ねね”。 |
開 女性キャラは登場しますが、主人公は武将限定なので女性の主人公は用意していません。ただ、女性キャラと結婚できるようなシステムを考えています
編 それは史実に登場する女性総登場ということですか?
開 さすがにそれは無理なので、架空になりますけど、自宅に戻ったら声を掛けてくれるような、前作でいう秀吉の正妻“ねね”のような女性と結婚できるチャンスを用意する予定です
編 おお! 結婚すると、IIIのように妻と話したり金庫番をお願いしたりできるわけですか
開 金庫番は独身でも可能です(笑)。話すコマンドは独身だと使えませんけど
編 今回、自宅の引っ越しが可能ということですけど、これは何かメリットがあるんでしょうか?
開 基本的に主人公の体力を回復するのは自宅が主になると思うので、特定の習い事を修めたい場合は、いっそのこと近くに引っ越した方がいい場合もあります。町の宿屋だと、お金が掛かりますから
編 引っ越しにお金は掛かるんですか?
開 いえ、無料です。ただし、自由に引っ越しができるのは浪人のみです
編 海に船がありますけど、海を渡ったりできるんですか?
開 海の上にも道をつくってまして、港町から港町に行けるようにしてます。普通は陸上を歩いていった方が断然早いのですが、ある特殊カードを入手することで海上の移動が早くなったりします