マイクロソフト(株)は6日、同社が提供する『Microsoft Pocket PC』および『Microsoft Handheld PC』を搭載したPDA端末へのプッシュ型配信を行なうためのミドルウェアを(株)アイコンと共同開発したと発表した。今回開発したミドルウェアをサーバーとPDA端末に搭載れば、電源OFF時においてもサーバーからの着信シグナルで電源をONにしてソフトを立ち上げ、メールサーバーやウェブサーバー巡回することができるという。このサービスは(株)NTTドコモのコンパクトフラッシュ型PHS『P-in Comp@ct』を装着したHandheld PC『sigmarion』と近日発売予定のPocket PC『GFORT』で利用可能になる。同ソフトは、2001年1月に“Mobile Solution Partner Program”のメンバーに評価キットとして配布を開始する。また、正式版は2月に無償でCD-ROMの配布を予定しており、マイクロソフトのウェブ上で受付を行なう。
また、同社は併せて『Microsoft Pocket PC』および『Microsoft Handheld PC』を搭載したPDA端末の企業システムへの導入促進を目的としたパートナープログラム“Mobile Solution Partner Program”を開始したと発表した。同社はこのプログラムにおいて、PDAメーカー、通信キャリア、ソフトウェアベンダー、ハードウェアベンダーなどを対象として共同マーケティングや技術サポート、無料トレーニングなどを支援する。共同マーケティングにおいては2001年には月1回以上の頻度でセミナーを開催するという。また、パートナー向けの開発ツールの無償トレーニングを2001年2月より毎週実施、電子メールによる技術的な問い合わせにも対応する。