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企業の認証から、時代はいよいよ個人の認証へ

2000年11月25日 10時31分更新

文● 高島茂男

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 電子署名の暗号に求められる安全性は、次のような性質と定義されている。

  • 電子署名を行なう符号の署名鍵が解読されないこと
  • 署名鍵を誤認識せず、正しく特定できること
  • 署名鍵を解読せずに署名文を偽造できないこと
  • 署名文の改変が検出できること

 これらを満たすには、ほぼ同じ大きさの2素数の積である1024bitの整数の素因数分解や、大きさ1024bitの有限体の乗法群における離散対数計算といった困難性に相当以上が必要という。具体的にそれを満たしているとする電子署名方式は下記の4方式だ。

  • RSA方式で、鍵長が1024bit以上
  • ESIGN方式で、鍵長が1024bit以上、検証に利用されるべき乗数が8以上で、ハッシュ関数がSHA-1方式
  • ECDSA方式で、鍵長が160bit以上
  • DSA方式で、鍵長が1024bit

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