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LaVie U LU50L/54DC

LaVie U LU50L/54DC

2000年11月20日 11時09分更新

文● 岡本

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LaVie U LU50L/54DC

NEC

オープンプライス
19万9800円(Web直販モデルの同等スペック)

 K6-2+を搭載するNECの低価格A4オールインワンノートに14.1インチTFT液晶を搭載するモデルが登場した。ベーシックな機能をひととおり搭載しながら、インターネットやビジネスアプリを利用するのに十分なスペックで低価格化を果たしたノートPCが、この「LaVie U LU50L/54DC」だ。

十分なスペックに見やすい大きな液晶が○

キートップは少し半透明になっているものの、極端にデザインに走った感じではなく、シンプルなデザインが逆に心地よい。
 まず、外観から見ると、LaVieシリーズの他のマシンと比べ、シンプルですっきりとしたデザインが印象に残る。今回のモデルからは、キートップ部がほんの少し透明度のある深いブルーになっているが、これも特別目立つものではない。実用的なPCとして用いる場合でも嫌味を感じさせない、本機のデザインに好感を持つ人も少なくないだろう。
 次に目につくのがXGA(1024×768ドット)の解像度を持つ14.1インチTFT液晶だ。ミドルレンジクラス以上のオールインワンノートではすでに一般的なサイズだが、低価格モデルに位置づけられる本機に搭載された意味は大きい。なお、LaVie Uには、液晶サイズのみ13.3インチ(解像度は同じXGA)で、それ以外のスペックはLU50L/54DCと同じ「LU50L/53DC」というモデルが用意されており、実売価格はLU50L/54DCが18~19万円、LU50L/53DCが16~17万円程度と、価格差は2万円ほどになっている。液晶のサイズアップによる表示の見やすさや作業効率の向上が、価格差の分の価値があるかないか、悩ましい部分であるが、個人的には14.1インチ液晶搭載モデルをお勧めしておきたい。

 液晶以外の基本的なスペックとしては、CPUにAMDのK6-2+-500MHzを搭載。最新のモバイル系CPUと比べると、一段落ちる印象は否めないが、CPUに内蔵される128KBの2次キャッシュの効果もあってか、Windowsの操作自体はサクサクと動き、CPUパワーに不満に感じる機会はまずないはず。チップセット内蔵の機能を利用するビデオ機能やサウンド機能についても同様だ。HDDは20GB。そのほか、FDDにCD-ROMドライブ、モデムの各機能を内蔵、さらにOffice 2000 Personalもプリインストールされているので、インターネットやビジネス用途で利用する分には、他に機器やソフトなどを購入する必要はない。気になったのは、充電時にパームレスト部がかなり熱くなるのと、タッチパッド部がLaVie CシリーズやSシリーズと比べて一回り小さく、少し操作しにくい点だが、どうしても不満ならば、USBポートに外付けマウスを接続する手もあるので、大きな問題ではない。



左側面にUSBポート、FDD、CD-ROMドライブの各機能を装備。
右側面にPCカードスロットとモデムを装備。とりあえず必要な機能はひととおり用意されている感がある。

 DVD-Videoの再生やDV機器の接続、さらにCD-R、TV機能など、ノートPCにもう少し幅広い用途を求めるならば、同じLaVie内でも他のシリーズを検討することになると考えられるので、本機のライバルはというと、同じK6-2+を搭載するソニーの「VAIO PCG-F70A/BP」などがそれに当たる。価格帯や基本機能はほぼ同一なので、あとはデザインやブランドなどが購入のポイントとなるだろう。

CPU K6-2+-500MHz
メモリ 64MB
液晶 14.1インチ
解像度 1024×768ドット/26万色
HDD 20GB
CD-ROM CD24倍速
通信 モデム
サイズ 310(W)×256(D)×39~44(H)mm
重量 約3.3kg
OS Windows Millennium Edition
Officeアプリ Microsoft Office 2000 Personal(SR-1)

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