アップルコンピュータ(株)は、『Mac OS 8.5』の不具合を修正するパッチ『Mac
OS 8.5.1
アップデート』の無償配布を開始した。本日よりアップルコンピュータのMac
OSホームページからダウンロードできる。また、'99年1月中旬より雑誌付録のCD-ROMを通じて配布される予定。『Mac
OS 8.5.1 アップデート』をインストールするためには、Mac OS 8.5をインストール済みのPower
PC搭載Macintoshであり、24MB以上のメモリーと12MB以上の空きHDD容量が必要となる。
Mac OS 8.5に『Mac OS 8.5.1 アップデート』を適用することで、
・ファイルへの非同期書きこみが大量に生じた再にメモリーエラーを起こす問題を修正
・AppleScript使用時にメモリーリークが生じることがある問題を修正
・ドライブのアイコンが消えることがあるなど、“ドライブ設定”における不具合を修正
・Sherlockのインターネット検索が、一部のproxyを通過できない問題を修正
――などの改善がなされる。
なお、『Mac OS 8.5.1
アップデート』を適用したシステムに対しては、Mac OS 8.5 CDからのカスタムインストールが行なえなくなる。また、10月に配布開始された『Mac
OS 8.5 アップデート』の内容は、今回の『Mac OS 8.5.1
アップデート』に含まれていない。アップルコンピュータでは、まず『Mac
OS 8.5 アップデート』を適用し、そのあとで『Mac OS 8.5.1
アップデート』を適用することを推奨している。
