ある日、急にネットワークにログオンできなくなりました。クライアントの電源を入れてもログオンダイアログが表示されません。どう対処すればいいのでしょうか。
もっとも基本的な操作であるネットワークへのログインができなくなった場合、すぐに考えられる原因は、PC本体の異常か、接続先のサーバのダウンである。また、Windows環境であればドメインコントローラのようなユーザー認証用サーバの障害が考えられる。
ここでもまずは、落ち着いて周辺でも同じトラブルが起きていないかどうか確認しよう。もし誰もログインできない状況であれば、接続先のサーバもしくはユーザー認証用のサーバが原因だと考えられる。もし、サーバの問題であれば、状況に応じて対処する。ただし、この種のトラブル解決には時間がかかる場合も多く影響が非常に大きいので、適切なアナウンスをとるなどの対処をすぐにとっておこう(コラム参照)。
一方、自分のまわりでは普通にログインできているようであれば、そのクライアント固有の障害と判断していいだろう。こうなると、ネットワークケーブルの抜けや断線から始まって、ネットワークカードのハードウェア障害、あるいはドライバの異常など、いろいろなケースが考えられる。
Windows 9xの場合、まれに昨日までは動いていたはずなのに、今朝電源を入れたら接続できなくなっているということがある。実際に、筆者も何度か経験したことがあるが、このような場合には一度コントロールパネルのネットワークアプレットからアダプタの情報を削除して、再インストールやドライバの更新などを行なうと有効な場合が多いようだ(画面4)。
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| 画面4 Windows 98のネットワークアプレットを開いたようす |
