クレジットカード業界の採用が多い パブリックCAサービス
サイバートラスト
サイバートラストは、米サイバートラストとビーユージー、野村総合研究所、NTTドコモを主要株主に、その他大手銀行、証券、生命保険、クレジットカード会社の32社の共同出資によって1997年4月に設立された新しい会社である。
同社が提供するサービスはWebサーバの認証サービスとCAアウトソーシングサービスの大きく2つに分けられる。
前者の「CyberTrust SureServer」は、Webサーバ向けの認証書を発行するサービス。対応プロトコルはSSL 2.0、3.0(40Bit)で、価格は証明書1枚につき7万5000円(一年)。WebサーバはNetscape Enterprise Server 2.0、3.0とMicrosoft Internet Information Server 4をサポートする。
後者のアウトソーシングサービスは、
- クレジットカード決済やSETなどで利用されるCAの運用を行なう「CyberTrust SecurePayment」
- SSLを用いるためのCAの運営を行なうB to C向けの「CyberTrust Commerce CA」
- SSL、署名付き暗号化メール(S/MIME)向け電子認証書のCAの運営を行なうB to B向けの「CyberTrust Commerce CA」
の3つのアウトソーシングサービスから構成されている。これらは、顧客自身の名義、セキュリティポリシーでCAが構築できるサービスで、証明書の登録を受け付けるRA(登録局)の運営をユーザー側で行なうこともできる。ユーザーは、X.509証明書での相互認証により、SSL経由でのWebアプリケーションの利用やS/MIMEによる暗号化機能を利用できる。
同社のCAソリューションの特徴として、エンタープライズな市場で利用されている点があげられる。米国では米国防総省が採用しており、日本では住友クレジットサービス、JCB、DCカード、クレディセゾンといった、大手クレジットカード会社のCAとして利用されている。
問い合わせ先
サイバートラスト株式会社
http://www.cybertrust.co.jp/
TEL:011-708-5283
E-Mail:sales@cybertrust.co.jp