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セキュリティパーフェクトガイド(その6)

2000年08月23日 04時20分更新

文● 編集部

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Webサーバの認証と 国内最初のパブリックCAサービス

日本ベリサイン

Verisign OnSite

 日本ベリサインは、米VeriSignの日本法人として1996年2月に設立された。同年6月5日より、Webサーバ向けデジタル証明書発行サービスを開始し、1997年3月には、国内で最初のパブリックCAを設置した。

 同社の「VeriSign Online」は、認証局の構築・運営などを請け負うパブリックCAサービス。ベリサイン側は証明書の発行処理などに必要とされるバックボーンを提供し、デジタル証明書の発行・破棄などに関する制御権はユーザー側が持つことになる。証明書を発行する権限を持つユーザー側の管理者には管理者証明書を格納したスマートカードとカードリーダが提供される。そこでの認証を経た上で、管理者はWebベースのツールからデジタル証明書の発行や管理を行なえる。

 このVeriSien Onlineをベースに展開しているのが、ネットワーク経由でのアプリケーション利用を安全に行なうための「GoSecure!」サービスである。現在は、Webアプリケーションのセキュリティ強化を行なう「Go Secure! for Web Applications」とMicrosoft Exchange Serverの社内外の電子メールに暗号化機能を導入できる「Go Secure! for Microsoft Exchange」が提供されている。ベリサインのWebブラウザ用のルート証明書は、Internet ExplorerやNetscape Navigatorに組み込まれているため、導入も容易。

 また、WebサーバID(Webサーバ用デジタル証明書)発行するサービスもある。Webサイトの運営者がベリサインのサーバIDを取得していれば、WebクライアントはSSL(Secure Socket Layer)を使った安全な通信が行なうことができ、安全なサイトに接続されていることが保証される。このサーバIDは世界で21万5千件以上のWebサイトにサービスされており、事実上WebブラウザとWebサイト間のセキュアな通信を実現するための世界標準となっている。そのほか、プライベートCA構築のコンサルティング、運用代行サービスも提供している。

問い合わせ先

日本ベリサイン株式会社
http://www.verisign.co.jp/

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