米Red Hatは5月17日、IA-64対応Red Hat Linuxの初期バージョンを開発者向けにリリースした。これには、GNUの開発ツールやXFree86、GIMPなどのプログラムが含まれている。LinuxカーネルはTrillian Projectによって、コンパイラはRed HatやSGIによってすでにリリースされており、ディストリビューション全体が移植されるのはTurboLinuxに続いてこれが2番目。
IA-64アーキテクチャに関する詳細な技術資料は、5月10日に米Intelが同社Webサイトで広開しており、NDAにサインすることなしに誰でも見ることが可能だ。Red Hatは、今回リリースされたディストリビューションとIA-64の技術資料を併せて参照することで、開発者はItanium出荷前からLinux/IA-64で動作するプログラムを開発することが可能になるとしている。