米Symantecは、ウイルス対策ソフトウェア「Norton AntiVirus」に、Linuxバイナリに感染するウイルスを検出、除去する機能を追加した。
同社は、Linuxのバイナリフォーマット「ELF」をスキャン、解析する新技術を開発した。それによって、現在出荷されている各種プラットフォーム(Windows 95/98/2000/NT版など)用の「Norton AntiVirus」で、Linux上のウイルスの検出、除去が可能になった。なお、現在のところ、「Norton AntiVirus」のLinux版を開発する予定はないという。
既存のユーザーは、「Norton AntiVirus」のオンライン更新機能「LiveUpdate」により、使用中の「Norton AntiVirus」にLinux上のウイルスに対応する機能を追加することができる。「LiveUpdate」は、インターネット経由でウイルス定義ファイルやソフトウェアを最新の状態にする機能。