WindowsやLinux用の開発ツールをリリースしている米Inpriseと、Corel LINUX OSやWordPerfectR Office 2000などで知られるカナダのCorelが、合併することで最終合意した。社名は「Corel」となる。Linux、Windowsそのほかのプラットフォーム上のアプリケーションやサービスを提供していくという。
CorelのCEOであるMichael Cowpland氏がCEOとなり、InpriseのCEOであるDale Fuller氏が取締役会長となる。取締役会は、Corel側から4人、Inprise側から2人が参加する。
これで、コンシューマからエンタープライズまで、そしてWindowsからLinuxまだすべてをカバーする企業が出現したことになる。同社の報道資料を見る限り、今回の合併でもっとも重要な位置を占めているのがLinuxだ。同社では、”Linux Powerhouse”として活躍していくという。
Corelは将来的に、インターネットアクセスのためのインフラや、オフィス製品、エンタープライズのための開発者向けソリューションを提供し、WindowsからLinuxへの移行を促進する先頭に立つかまえだ。
なお、CorelのWebサイトでは、RealMediaによる合併発表の音声も聞くことができる。