日本コムシスは海外拠点も含む全社ネットワークをわずか5名の管理者で運用している。その実現の理由にはノベルのNDS導入が大きいが、情報システム部門が一貫してもつ社内ネットワークに対する運用ポリシーの存在も忘れてはならない。
- ディレクトリサービスで低TCOネットワーク管理を実現
- 将来をにらんだインフラ先行型の導入
- ユーザーリテラシーの向上に注力
日本コムシス株式会社
- 設立:1951年12月
- 本社:東京都港区高輪3-23-14
- 代表:取締役社長 武内宏允
- 資本金:279億8200万円(1999年3月末現在)
- 従業員数:3645人(1999年3月末現在)
- URL:http://www.comsys.co.jp/
日本コムシスは電気通信設備事業を業務の主軸とする東証1部上場企業である。とくにNTT向けの受託工事ではトップシェアを誇り、大都市間を結ぶ光ファイバから各家庭に引き込まれる銅線ケーブルまで幅広い施設工事を行なっている。他には、交換機同士を結ぶ伝送路の構築や、ビル・マンションといった一般建築、電力システムなど、幅広い業務を手がける。意外に知られていないのがソフトウェアの開発部門の存在だ。NTT関連だけではなく一般企業向けのソフトウェアやシステム開発を行なっているのも日本コムシスのもうひとつの「顔」である。その技術力は高く、大手電機メーカーのグループウェアの開発を担ってきた経緯ももつ。