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Oracle8i for Intel-Linuxダウンロード開始

1999年08月12日 17時59分更新

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 米OracleのWebページで、Oracleの最新バージョンであるOracle8iのLinux対応版ダウンロードが始まった。「DEVELOPMENT ONLY LIMITED LICENSE」で、無料でダウンロード可能だ。

 Oracle8iは、Oracle8にJava、EJB(Enterprise Java Beans)、CORBAといったテクノロジーを実装し、同社が開発したJDK1.1準拠のJVM(β)を搭載、「SQLJ」と呼ばれる機能により、Javaのコード内にSQL文を埋め込んだ「Javaストアドプロシージャ」を実行できる。Javaストアドプロシージャは、Visual Cafe、Borland JBuilderといったJavaの開発ツールで作成可能だ(Oracle8iの解説は、月刊ASCII Network Technology 1999年8月号に詳細が解説されている)。

 Oracle8i for Intel-Linuxに要求される環境だが、

ハードウェア

  • メモリ……最小128MB、256MB以上推奨
  • スワップ領域……大抵の場合、実メモリの3倍の容量が推奨される。大容量のメモリ(1GB以上)を持つシステムでは、メインメモリの2倍以下の設定でもよい
  • CD-ROMドライブ……LinuxがサポートしているCD-ROMドライブ

OS関連

  • OS……Linuxカーネル2.2
  • OS(パッチ)……最新のもの
  • Window Manager……LinuxでサポートされているWindow Manager。キャラクタモードによるインストールは8.1.5(Oracle8i)ではサポートしていない
  • ライブラリ……egcs1.1.2(glibc2.1)

ディスク容量

  • 最小……693MB
  • 通常……765MB

 Windows NT版、Soralis版と時を違わずしてLinux版のOracle8iが登場したことで、Linuxが完全に同社がサポートするプラットホームの一員に組み込まれた感がある。

 同社ではこのほか、Oracle8iによるWebアプリケーションを作成するツール「Oracle WebDB」もダウンロードできるようにした。

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