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Webマーケターのための統計学入門、始めました

2017年01月26日 11時07分更新

文●WPJ編集部

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実施したA/Bテストの期間が十分だったのか根拠を持って言えますか? ビックデータの分析には統計が必要だろうけど、難しそうだと尻込みしていませんか?

WPJの入門コンテンツ「Lesson」1月は、Web解析の担当者を対象に、実務で役立つ統計学が学べる瀬下大輔のマーケターが身につけたい統計学(基礎編)をお届けします。プレミアムメンバーの方からも多数ご要望をいただいていたLessonのスタートです!

Webの現場で本当に役立つ統計学を学ぶ

アクセス解析ツールを導入することで、ページビュー数、セッション数、直帰率など簡単に確認できます。ところが、ページビュー数を目標にWebサイトを運用していた時代が終わり、サイトのゴール設定に沿った独自の指標で分析することが当たり前になって、「アクセス解析ツールで得られる数字を見る」するだけでなく、数字を適切に扱う分析力が求められるようになりました。

さらに、ここ数年、ビックデータやデータサイエンティストへの注目が高まる中、「統計学を1からきちんと学びたい」との声が多くのWebマーケターから寄せられています。

ところが、いざ統計学を学ぼうとすると、「標準偏差」や「統計学的仮説検定」、「重回帰分析」といった聞き慣れない用語や数式の羅列にハードルの高さを感じてしまうマーケターが多いようです。

そこで、このLessonでは、Google アナリティクスから取得したアクセス解析のデータを基に、統計解析向けのプログラム言語である「R」を使って、Webサイトの分析に役立つ統計学を学びます。Lessonには演習をふんだんに組み込み、Rの具体的な操作手順と解答・解説を加えることで、つまづきにくい構成としました。

イラストも駆使して解説します。

Rの使い方と実行結果も掲載します。

著者は、社会人のための数学教室「すうがくぶんか」を運営する瀬下大輔さん。ウェブ解析士協会主催の「ウェブ解析と統計」でも講師を務めるだけに、一般的な統計学の講座とはひと味違った入門コンテンツをお届けします。

瀬下大輔=東京大学大学院教育学研究科卒業 教育学修士(数学教育)。大学院を卒業後、社会人のための数学教室「すうがくぶんか」を設立。よみうりカルチャースクール講師、ウェブ解析士協会主催「ウェブ解析と統計」講師。その他、法人向け数学・統計学研修/統計分析コンサルタントなど実績多数。

「瀬下大輔のマーケターが身につけたい統計学(基礎編)」は、WPJプレミアムメンバー(月額972円)限定のコンテンツです。第1回はどなたさまも無料で閲覧できます。非会員、フリーメンバーの方はぜひこの機会に購読をご検討ください。

LESSONとは?

ベストセラー「Web制作の現場で使う jQueryデザイン入門」など、Web Professionalの人気入門書(一部抜粋)と、現場の第一線で活躍する執筆陣とプロ編集者が手がける書き下ろしからなる、WPJオリジナルの入門コンテンツです。体系化されたコンテンツで、デザイナー、エンジニア、マーケターの新しい職域につながるスキルが身につきます。毎月続々登場予定。

「瀬下大輔のマーケターが身につけたい統計学(基礎編)」予定ラインナップ

※内容、公開日は変更の可能性があります。

第1回 Webの分析に役立つ統計学とRの導入【無料開放中】

  • LESSONの3つの目標
  • 1. 統計学と、その基礎となる確率論に関する基礎的な知識を得る
  • 2. 統計学的仮説検定を理解すること
  • 3. 回帰・重回帰分析を理解すること
  • Rの使用法と基礎統計量の算出
  • Rを使ってみよう

第2回 Rの基本操作を体験しよう

  • Rでオブジェクトを作ろう
  • 外部ファイルをRに読み込んでみよう
  • Rで簡単な分析をする

第3回 Rを使って簡単な統計分析をしよう

  • 基本的な統計量を求めてみよう
  • ヒストグラムで「分布」を理解しよう
  • ページビューとセッションの相関を調べよう
  • 相関の強さを数値で把握する

第4回 統計学で使う代表値を理解しよう1

  • 平均値・中央値・最頻値
  • 平均値、中央値から分布と外れ値を考察する
  • 標準偏差
  • 相対的なばらつきを判断する

第5回 統計学で使う代表値を理解しよう2

  • 標準化
  • 効果の高いサイトを標準化で調べる

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