ほかのソフトと連携できるファイル入出力機能
本ソフトは、フリーウェアの「FreeMind」やマインドジェットの「MindManager」などのデータをインポートできる。前者のデータを読み込んでみたところ、ブランチの構造や一部のアイコンまで再現された。ただし、色の設定やブランチの配置などは正確でなかった。
一方、エクスポートできる形式は大きく分けて、画像(PDFを含む)/ワープロ/HTML/プレゼンテーションの4種類。フリーソフト「OpenOffice.org」のワープロ「Writer」とプレゼンテーション「Impress」の形式に対応した点がバージョン3の特徴のひとつだ。ワープロ形式で書き出すと、マップ内のテキストなどが抽出される。そのほかの形式ではマップが1枚の画像となるため、編集はできない。
ブランチをアウトラインとして書き出し、画像やテキストを加えれば、ワープロやプレゼンテーションの資料を簡単に作成できる。
iMindMap Ver.3の書き出し形式
種類 | 形式 |
---|---|
画像 | PNG、BMP、PDF |
ワープロ文書 | Microsoft Word(.doc/.docx)、OpenOffice.org(.odt) |
ウェブページ | HTML(.htm/.html) |
プレゼンテーション | Microsoft PowerPoint(.ppt)、OpenOffice.org(.odp) |
【Conclusion】
○ インターフェースがわかりやすく、マインドマップそのものは作成しやすい。インポートやエクスポートの選択肢が広く、共有が簡単。
× 90年代風のクリップアートは好みが分かれる。Mac OS Xと操作の共通性が低く、特にファイルのオープン/セーブダイアログが使いにくい。