いつでもどこでも猫をさっと撮るには一眼レフよりコンパクトデジカメの方が気軽で便利。でもコンパクトだと暗いところが苦手だったり、ダイナミックレンジが狭かったりする(つまり極端な明暗差に弱い)。うーむ。
そんなあなたに「FinePix F200EXR」である(関連記事)。
末尾の「EXR」がポイント。新開発のCCDは1200万画素なんだけど、内部で2つの画素を混合して600万画素で「高感度」に撮るモード(SNモード)を持っているのだ。
さらに、明暗差が激しいときは、2つの画素の1つを暗いところ用、もう1つを明るいところ用に使い、2種類の写真を撮り、それを混合して600万画素で「ダイナミックレンジが広い」写真を撮るモード(DRモード)も持っている。
その上、前モデルで搭載した、ダイナミックレンジを広げる機能も利用するので、普通のコンパクトデジカメでは難しい光の下でもなんだかんだと撮れちゃうのである。
SNやDRでは画像サイズが600万画素になるけど、個人的にはコンパクトデジカメは600万画素がベストと思ってるので問題なし。むしろ嬉しい。
例えばこれ。
背景が暗くて猫が白くて夕方の日差しがほんのり当たってるシーンだと、どうしても白いところが真っ白に飛んじゃって毛のふさふさ感が出ない。でもF200EXRなら「DR」モードにして白飛びを抑えた写真を撮れるのである。
この連載の記事
-
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ -
第854回
デジカメ
カシオとオリンパスの約10年前のハイエンドコンデジをポケットに入れて猫撮影に出かけた - この連載の一覧へ