処理能力は同等
基本性能はというと、スペック表上は両機の性能はまったく一緒。HDDも同型で、Seagaet製の2.5インチ 160GB(5400回転)を積んでいる。
当然ベンチマークも、ほぼ同じ結果だ。
唯一差が出たのはバッテリー駆動時間。画面輝度最大で、無線LANでウェブ閲覧をしながらテキストを打つという使い方で計測した(BBenchを使用)。
両機とも同型のバッテリー(4200mAh、7.3V)を搭載しているが、1002HAは3時間45分、S101Hは3時間14分という結果となった。1002HAは液晶パネルが若干小さいので、そのぶんスタミナ面で有利になったのではと推測できる。
ちなみに、同条件で計測したEee PC S101とEee PC 1000Hの駆動時間は、それぞれ約4.1時間と約4.2時間。
1002HA、S101HともにNetbookの中では特別長持ちというわけではないが、実働3時間以上なら十分合格と言えるだろう。
キーボードに関しては、サイズ、配列共に両機ともまったく一緒。配列はクセがないオーソドックスなモノで、キーピッチは約17.5mmあり打ちやすい。
ただし、キータッチは1002HAのほうがやや重めに感じる。打ちくらべてみると初めて分かる程度なので、それほど気にする差ではないかもしれないが。
見た目で選べばOK
実際に使ってみて、140gの重量差とデザインの違い以外、両機に大きな差はないことが分かった。1万2000円の値段差を考慮しつつ、見た目で好きなほうを選べばOKだろう。両機ともNetbookの中では、デザイン&性能共にかなり完成度が高いので、どちらを買っても満足度は高いはずだ。