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D3Xの秘密を少しだけ公開──30万円の価格差の理由は?

2008年12月03日 23時44分更新

文● 小林 久/トレンド編集部

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常用感度でのノイズは非常に少ない


 S/N比など、高感度撮影時のノイズ性能に関しては、D3で感度を1段高くした場合とほぼ同等だという(例えば、D3のISO 1600とD3XのISO 800の関係)。最高感度という観点では、D3に一歩譲るが、基本感度はISO 100とD3より1段低い。常用をうたうISO 1600までのノイズは非常に少ない(下の撮影画像を参照)。なお、減感設定で、ISO 50が選べるが、仕組み上、ダイナミックレンジは狭くなる。増感設定と同様、これも日中での開放撮影など、用途を限った設定項目である。


感度ごとの実写サンプル


 光源に合わせて、色温度を4000K程度に落としている。プログラムモードで感度のみを切り替えながら撮影したため、絞り/シャッター速度は異なる。ISO 800や1600になると、粒状感が目立つようになるが、カラーバランスなどは崩れず、非常に高画質。ノイズ性能にはこだわったという触れ込みは嘘ではなさそうだ。レンズは、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G (IF)を使用。低感度の画像では、開放域でのボケぐあいも参考にしてほしい

‐1減感(ISO 50相当)

ISO 100

ISO 200

ISO 400

ISO 800

ISO 1600

+1増感(ISO 3200相当)

+2増感(ISO 6400相当)

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