このページの本文へ

ネットで「発泡酒」売る究極のキーワードを探せ!

2008年12月03日 10時25分更新

文●小橋川誠己/企画報道編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

 せっかくWebサイトを構築しても、お客さんが来てくれないことには始まらない。多くのお客を呼び込むためのSEO(検索エンジン最適化)/SEM(検索連動型広告)はいまやWebサイトを“作る側”にとっても無視できないものだ。

 クリエイター育成スクールとして知られるデジタルハリウッド(デジハリ)渋谷校は、11月25日、「Webサイトの効果を3倍に上げる『SEO・SEM戦略講座』」を開講した。通常、半年~1年といった単位で実施されるケース多い同校の講座だが、今回のSEO・SEM講座は全部で6回・計12時間のコンパクトなもの。SEO・SEMのキモとなる「キーワードの選定」に照準を絞り、実習を中心としたミニワークショップ形式で実施される。講師を務めるのは、SEO関連の著作も多い、インターネットマーケティングソリューション代表取締役の永松貴光氏だ。

SEO

初回の講座の様子。少数制で講師との距離が近く、コミュニケーションがとりやすい雰囲気だ


実習中心でキーワード選定の基本を具体的に学ぶ

SEO

講師を務めるインターネットマーケティングソリューション代表取締役の永松貴光氏

 初回となる11月25日は、SEO/SEMを考える上での基本的な事柄の確認からスタートした。検索エンジンの利用動向やSEO/SEMの違い、それぞれのメリット・デメリットなどを事例を交えて紹介。SEOとSEMはどちらか片方ではなく両方を併用するのがベストだが、一般にSEOの場合は1サイトあたり2~3程度のキーワードに対して最適化するのが限界だ。対してSEMはその分の費用がかかるものの、複数のキーワードを対象とできるメリットがある。そこで、「SEMでキーワードの効果・反応を見てSEOに落とすのがおすすめ」(永松氏)という。

 こうした基本的な内容を踏まえたうえで、後半は2人1組のグループに分かれて講座のメインである実習に入った。お題は「新発売の発泡酒を1ヶ月間プロモーションする」というもので、その際に実施するSEO/SEMで適切なキーワードをそれぞれ選定。グループ内で議論して決まったキーワードと選定理由を発表し、永松氏が講評・解説を加えるスタイルで進められた。

 発表では、SEOなら「発泡酒」「商品名」「缶ビール」「酒」といった基本的な単語から、「CMのタレント名+商品名」や「キレ(コク)+発泡酒」などの合わせ技、SEMの場合はさらに幅広く「忘年会」「パーティ」「バーベキュー」「お歳暮」「枝豆」などの多彩なキーワードが挙がった。

 これらをいくつかのカテゴリに分類した上で、永松氏が示したポイントは2つだ。1つは、「階層でキーワードを発想する」こと。今回の例でいえば、「お酒」を頂点とするツリーを描き、「ビール」「発泡酒」「ホッピー」などの類似品をその下にぶら下げていく。さらに「ワイン」や「シャンパン」といった、ビールや発泡酒からはやや遠いキーワードも、同じ「お酒」というくくりで整理していく。「代替品に当たるもの」を発想することで、SEO/SEMに使えるキーワードの幅を広げることがまず1つだ。

 もう1つは特にSEMで有効となる「ライフスタイルが想起されるキーワード」。グループワークの発表でも挙がった「バーベキュー」「忘年会」、さらには「枝豆」といった関連する料理名など、“発泡酒が必要とされる場”をイメージしてキーワードを考えることだ。ただし、当然、「『忘年会』なら、『自宅』なのか『居酒屋』なのかでまったくシチュエーションが違ってくる」ため、絞込みのための組み合わせのキーワードをなるべく具体的に絞り込むことも必要となる。「こういう人がこう行動する、という具体的なシーンをイメージできることが、SEO/SEMで使うキーワードを考えるときには重要」(永松氏)というわけだ。


まだ間に合う「上級編」「実践編」の申し込みは8日まで!

 今回の「SEO・SEM戦略講座」は、初回・第2回までの「初級編」から、「上級編」(第3回・第4回)、「実践編」(第5回・第6回)へとステップアップしていく構成となっており、途中回からの参加も可能だ。申し込みは12月8日まで、デジタルハリウッドのWebサイトで受け付けている。料金は各編とも2時間×2日間でそれぞれ2万1000円。

 「SEO/SEMに興味はあるが、忙しくて本を読んだり研究する暇もない」というWeb制作者こそ、集中的に学べるこの機会をぜひ利用してみてはどうだろうか。

Web Professionalトップへ

Web Professionalトップページバナー

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています

ASCII.jp会員サービス 週刊Web Professional登録

Webディレクター江口明日香が行く