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いまあえてFlashを使う――シンプルで機能的なWebサイト (2/2)

2008年10月24日 04時00分更新

文●小橋川誠己/企画報道編集部

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 物件一覧のリンク先、つまり個別の物件情報のページも、やはりシンプルだが効果的にFlashが使われている。

ブルースタジオグループ

個別物件の詳細ページ。下のサムネイル(室内の写真)を選ぶとメイン画像が切り替わる

 たとえば、中央下部にあるサムネイルをクリックすると、メインに表示される画像が他の室内の写真に切り替わり、 右下の図面をクリックするとオーバーレイで拡大されて表示される。「印刷」ボタンを押せばA4サイズ1枚に見やすくレイアウトされた状態で印刷もできる。

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図面をクリックするとオーバーレイで表示される

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印刷ボタンをクリックするとA4サイズ1枚に収まるように自動的に再レイアウトされる。よくあるヘッダーやフッターの操作ではなく、レイアウトそのものが印刷用に最適化されている

 ここまでの操作で、冒頭に紹介した「待ち時間が長い」「無駄な動きが多い」「操作が分からない」といったストレスはまったく感じられない。それどころか、非常にスムーズで、“さくさく”な動作は、心地よい操作感を与えてくれる。

 Flash Playerがこれだけ普及している今、実際問題としてWebサイトを訪れる多くのユーザーからすれば、ユーザーインターフェイスがFlashだろうが、 JavaScriptだろうがかまわないはずだ。よりよい操作性のために、あえてFlashをシンプルに使う――。ブルースタジオの新サイトはそうした意味で、とても参考になるデザインだ。

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