ライブパフォーマンスをこなす音楽制作ソフトにパワーアップ
【SPEC】 独スタインバーグ・メディア・テクノロジーズ社 販売元●ヤマハ(株) 価格●オープンプライス(実売1万8000円前後) http://www.yamaha.co.jp/ 対応システム●OS X 10.4以上(Leopard対応) 対応機種●1.8GHz以上のPowerPC G5またはインテルCPUを搭載したMac |
【COMMENT】
ライブパフォーマンスモードがMIDIコントローラーに対応し、初心者向けソフトから、そのワンランク上を目指せるソフトに大変身した。
「Sequel 2」は、音声/MIDIファイルなどのサウンド素材をつなぎ合わせながら楽曲を作るシーケンサーソフトだ。
音楽素材の選択や各トラックのミキシングなどは、ウィンドウ下部の領域を切り替えながら進める。
一方ウィンドウ上部のタイムラインは、音楽素材を各トラックに配置したり、素材の一部分を切り取って別のトラックに張り付けたりといった編集のためのインターフェースだ。一連の作業はひとつのウィンドウとマウス操作のみでOK。また、各素材のテンポやキー(調)は自動的にソフトが合わせてくれるため、音楽知識のない人でも楽曲を簡単に作成できる点が大きな特徴だ。
バージョン2では、楽曲制作機能が強化された。レコーディング機能では、MIDIキーボードに再生/停止やフェーダーなどを割り当てる「コントローラーモード」が追加された。このほか、Macのキーボードで演奏できる「仮想キーボード」も用意しており、楽曲制作機能が大きく強化されている。
前バージョンから存在している「ライブパフォーマンス・モード」では、タイムラインで作った楽曲を、1〜4小節に切り分けていき、これらをボタンに登録できる。
アレンジを素早く試す際に、前バージョンはMacのキーボードとマウスのみだったが、コントローラーモードにより、MIDIコントローラーにも対応した点がありがたい。
前バージョンではGarageBandとの違いが音色の多さ程度しかなく、「スタインバーグ版GarageBand」のイメージが強かった。しかし、本ソフトにしかないライブパフォーマンスモードとコントローラーモードにより、「ワンランク上」の楽曲制作に応える製品へと強化された。
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