ヤマハ(株)は3日、iPod対応のポータブルスピーカー「PDX-50」「PDX-30」を発表した。価格はいずれもオープンプライスで、実売価格は11月中旬発売の「PDX-50」が2万9800円前後、12月上旬発売の「PDX-30」が1万9800円前後だ。
本製品は10月1日に発表されたシステムコンポ「MCS-1330」「MCR-330」「MCR-230」「CRX-430」、2日発表のファニチャーオーディオ「TSX-130」「TSX-120」に続き、同社が提案するiPod対応オーディオシリーズのトリを飾る製品だ。
「PDX-50」は付属のトランスミッターをiPodシリーズの本体に取り付けて、音楽をスピーカー部からワイヤレス再生する製品だ。同社独自のワイヤレス伝送技術「AirWired」を採用しており、音声の遅延をわずか12msに短縮。そのため手元でiPodの動画を視聴していても、スピーカー部から流れるサウンドとのズレを感じなくて済む。スピーカーはバスレフ型8cmフルレンジタイプで、定格出力は15W×2、周波数特性は60Hz〜20kHz。トランスミッターを装着したままiPodを充電できる、充電器が付属する。
本体サイズは幅350×奥行き125×高さ127.5mm、重さは1.7kg。本体用と充電器用のACアダプター、電源コード、トランスミッター、充電器が付属する。
「PDX-30」は、本体正面にiPod Dockを備えたスピーカー。8cmスピーカーや15W×2のハイパワーアンプなどを「PDX-50」から受け継ぎ、専用リモコンでiPodをコントロールする一般的なタイプだ。
本体サイズは幅350×奥行き125×高さ109mm、重さは1.7kg。ACアダプターと電源コード、リモコンが付属する。
両製品とも、第5世代iPod、iPod classic、iPod nano、iPod touch、iPhoneに対応している。