ヤマハからiPod対応コンポーネントが続々と登場する。まずは1日に発表となった「MCS-1330」(幅300mmのセパレート型)「MCR-330」「MCR-230」(幅180mmの一体型)、「CRX-430」(一体型CDレシーバー)から。
いずれもiPod用のドック(アナログ接続)を内蔵しており、MCSとMCRの2シリーズに関しては、USB端子も装備する(MP3、WMAファイルなどの再生に対応)。
MCS-1330はCDプレーヤーとアンプ部分が独立したセパレートタイプで、アンプ部分の上部にiPod用ドック、CDプレーヤー部分の前面にUSB端子を装備している。アンプ部分にはデジタルアンプを採用。モジュレーターLSIには自社開発の「YDA140」を使用している。CDプレーヤー部分のD/Aコンバーターは米TIのバーブラウン製。
ピアノブラックのシックな外観で、アンプとCDプレーヤーは重ね置きが可能。iPodをドックに装着する場合にはアンプ部分を上に置く。CDプレーヤーを上にすることも可能でこの場合は、アンプおよびCDプレーヤーのディスプレー部分が中央で合わさる仕組みになっている。
本体にはスピーカーも付属。13cmのアルミウーファーと2.5インチのソフトドームツィーターを組み合わせた2ウェイのバスレフタイプで、グランドピアノと同じ工程で塗装しているという。価格はオープンプライスで、12月上旬発売予定。実売価格は12万9800円程度になる見込み。
MCR-330/230は一体型で、メインユニットは共通。付属するスピーカーはともに2.5cmのツィーターと10cmのウーファーを組み合わせた2ウェイバスレフタイプだが、外観が異なる。
MCR-330のスピーカーは、表面仕上げがピアノブラック、サランネットをギターをイメージしたデザインにするなど楽器メーカーならではこだわりをこめた。MCR-230付属のスピーカーは木目ブラック仕上げで、スピーカーケーブルを接続するターミナルもネジ式ではなくプッシュタイプになる。価格はともにオープンプライスで11月中旬発売予定。実売価格は3万9800円(MCR-330)/3万6800円前後(MCR-230)になる見込み。
CRX-430には、スピーカーが付属しない。イギリスで販売されている「M170」の後継モデルとして開発し、iPodドックも装備した。価格はオープンプライスで、発売は11月中旬発売予定。実売価格は3万4800円前後になる見込み。