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TechCrunch50でネットベンチャーのこれからを見る(3日目)

次の人気Webサービスは倉庫から誕生?

2015年12月31日 17時16分更新

文● ALT Interactive

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 1日目2日目とレポートを掲載してきたTechCrunch50も3日目の今日がいよいよ最終日である。12時間ぶっ通しのカンファレンスの後には、AfterPartyが用意されていて、TechCrunch50参加者たちは大いに騒いで交流を図る。

午前の審査員 午前の審査員。伊藤穣一氏(クリエイティブ・コモンズCEO/ネオテニーCEO)、Sheryl Sandberg(Facebook COO、最近までGoogle副社長)、Robert Scoble (カリスマビデオブロガー、http://scobleizer.com/)、Bradley Horowitz(元Yahoo!、現Google。両サイトのソーシャルアプリケーションを数多く生み出す)。中でも伊藤穣一氏はクリエイティブ・コモンズCEOの立場から、著作権の扱いについて鋭い質問を投げかけていた。

Session 9:「Rich Media」
映像・画像・音楽×Webの楽しみ方の次の形を垣間見る

Bojamのデモ
BojamではWikipediaで共同編集するような感覚で音楽が作りあげられていく。

 YouTubeで気になるサムネイルをクリックしたら見たい映像と違っていたと言うことはないだろうか? VideoSurfは登場人物が映し出されたいくつかのフレームを表示して中身を一覧にし、目的の映像にたどり着きやすくする。

 GazoPaは日立から生まれたサービス。つまり、登壇者は日本人だった。Google Image Searchのようにページ内のキーワードではなく、形や色で類似性の高さを判定し検索結果を表示する。手書き画像や動画からも検索できる技術には拍手がわき起こった。

 Fotonautsは一言でいえばアルバム作成アプリケーションだが、写真だけはなく、Wikipediaや関連サイトなどのWebからの情報も直感的なUIでまとめることができるのが新しい。離れた国の人々が作った音楽素材をWeb上で合成し、コラボレーションできるBojamは、音楽を共同作業で作り上げる楽しさを提案している。


Session 10:「Games」
仮想空間と現実空間をエンタテインメントで繋ぐ

Atomosphirのデモ
Atomosphirは自分で作った仮想空間で遊ぶことに最適化されている。

 Grokitは学生同士の学習を支援するMMOLG(Massively Multiplayer Online Leaning Game)と題されたサービス。クイズ形式の質問に答えていくことでポイントが付与され競い合うことで学習効果を高めようという取り組みだ。

 Akohaは映画「ペイ・フォワード」に着想を得た、現実世界(カード)とWeb空間を組み合わせた新しいスタイルのARG(Alternate Reality Game=代替現実ゲーム)。現実での行動が書かれたカードを交換し合い、その行動を実行する。ゲームの体験を通じて何らかの教育効果を生むことも期待でき、おそらくそれは仮想空間で完結するものよりも効果は高いかも知れない。

 Atomosphirはユーザーが作り上げた3D空間で、ゲームが遊べるサービスだ。SecondLifeで指摘されていた「ユーザーに目的が与えられていない」という課題を、ゲーム性で解決しようとしている。日本でも「splume」などが同様のコンセプトでも展開を図っており、要注目のカテゴリである。PlayceはGoogle Mapとマッシュアップして、現実と同じ空間でゲームをするというアプローチを取っている

 これらのサービスは現実空間と仮想空間を行き来してエンターテイメントを提供し、サービスの魅力を高めている。SecondLifeは仮想空間で完結していたが、次の段階に向かっていることを改めて感じさせた。

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