Atom搭載モデルで賑わう小型マザーボード市場だが、Mini-ITXマザーの本家であるVIAからは新型チップセット「VX800」を採用した製品が2モデル発売された。
「VX800」は、今年4月に発表されたDirectX 9.0対応のGPU「Chrome9 HC3」を統合した1チップ構成の新型チップセット。MPEG-2、MPEG-4、WMV9、VC1およびDiVXに対応した動画再生支援機能を備え、現行の「C7」シリーズはもちろんコードネーム「Isaiah」こと「Nano」シリーズにも対応予定という。
登場したのは「C7 1.5GHz」をオンボードで搭載する「EPIA-M700-15」と、「C7 1GHz」モデルの「EPIA-M700-10E」となる。ご覧のように「EPIA-M700-10E」はファンレス仕様となっている。
主なスペックは共通で、拡張スロットはPCI×1、メモリスロットはDDR2 DIMM×1(DDR2-533/667、2GBまで)。前述のVGA機能や8chサウンド、Serial ATA×2、IDE×1(CFスロットと排他仕様)、CFスロット×1(基板裏面)などをオンボードで用意するほか、VIA製マザーでは珍しくデュアルギガビットイーサネットを備えるのも特徴だ。価格は「EPIA-M700-15」がテクノハウス東映で2万7800円、アークで2万9980円、「EPIA-M700-10E」がテクノハウス東映で2万6300円、アークで2万7980円(バックパネル欠品のため販売見合わせ中)となっている。
