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招き猫の聖地“今戸神社”で「夏目友人帳」がヒット祈願!

2008年07月14日 18時57分更新

文● 伊藤 真広

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 7月7日よりテレビ東京系で放送の始まった「夏目友人帳」。放送直前の7月2日に招き猫の発祥の地として知られる浅草の今戸神社で、製作スタッフやキャストが集まりヒット祈願の祭儀が行なわれた。

今戸神社へは、都営浅草線、東京メトロ銀座線の浅草駅より南千住方向へ徒歩15分の地にある

 夏目友人帳については「夏休みはアニメ漬け! 7月開始アニメ大特集」の第5回を拝見していただくとして、今戸神社について簡単に説明しておこう。
 今戸神社は、1063年に源頼義・義家父子が奥州討伐の際に、今戸に京都の石清水八幡を勧請した今戸八幡が始まりで、16世紀に今戸の地にて始まった焼き物今戸焼きの発祥の地としても知られている。そして、現在よく知られている招き猫の陶製の焼き物は、この今戸焼きで作られたのが祖といわれており、今戸焼き発祥の地である今戸神社は、この招き猫の発祥の地となっているのだ。
 ちなみに招き猫から話は外れるが、この今戸神社は、新撰組の一番隊組長にして、女性の人気の高い沖田総司の終焉の地でもある由緒ある神社となっている。そんな今戸神社に集まったスタッフやキャストたち一行は、午後の日差しの暑い中、社殿へと上がり、ヒット祈願のお払いを受けたのち、代表スタッフ5名が玉串を奉納した。
 続いて、この日の祈願祭のために作られた「ニャンコ先生」型の招き猫を社務所にある招き猫塚(?)へと奉納し、ヒット祈願はつつがなく終了した。

招き猫

神社の敷地内には、いたるところで招き猫の姿を見ることができる

招き猫

ヒット祈願の祈祷を受けるスタッフやキャストの皆さん、本殿の入り口にも大きな招き猫の姿があった

 祈願に出席した同作品の監督大森貴弘氏とニャンコ先生役の井上和彦さんから、ニャンコ先生の招き猫を前に今日の感想などの話を聞くことができた。

──今日の感想をお聞かせください。
【大森貴弘監督】 厳粛な空気の中で、ニャンコ先生が雰囲気を崩さずに安心しました。
【井上和彦さん】 感動しましたね。

(ここで井上和彦さんが「今日はみんな私のために集まってくれてありがとう」とニャンコ先生の声で語る。)

──祈願の最中、何をお祈りされましたか?
【大森】 やはり無事、番組が進行することですね。
【井上】 大ヒット、祈願に尽きます。たくさんの人に見ていただけるように。
【大森】 そうですね

──ご祈祷されているときの気持ちはいかがでしたか?
【井上】 足に気持ちがいっておりました。ずっと正座だったので(一同爆笑)。
【大森】 私も同じです。
【井上】 たまに顔を上げると、目の前にニャンコ先生が「オイッ」みたいな顔して、置かれていたので……ニャンコ先生の前で神妙な顔をしているのが、楽しいような……
【大森】 「なにをかっこつけておるのか」といっているような雰囲気でしたね

──最後に視聴者の皆様に一言お願いします。
【大森】 一週間の潤いになるような番組になるように心がけて作っておりますので、楽しんでください。よろしくお願いします。
【井上】 妖怪は出てきますが、決して怖い物語ではございません。ちょっと心が優しくなれる物語なので、皆さん見て癒されてください。

大森貴弘監督(左)と井上和彦さん(右)

ニャンコ先生型の招き猫を持つ大森貴弘監督(左)と井上和彦さん(右)

ニャンコ先生

奉納されたニャンコ先生は、番組の放送期間中、今戸神社の社務所に置かれているので、近くの人は足を運んでみるとよいだろう(年中無休:朝8時~17時まで観覧可能)

ヒット祈願祭で作られた、ニャンコ先生は、前だけではなく、後ろ姿もしっかりと作りこまれていた。これのミニチュア版を作る予定はないだろうか? 筆者はほしいぞ!

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