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EOS Kiss F──6万円台のライブビュー搭載機

2008年07月14日 11時00分更新

文● 周防克弥/カメラマン

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EOE Kiss F

EOS Kiss F。低価格化が進むローエンド市場に向けて投入された。EOS Kissシリーズの末っ子だ。6万円台の価格ながら、X2に迫る画質とライブビュー機能を備えている点が特徴

 キヤノンから、デジタル一眼レフの末っ子「EOS Kiss F」が発売された(関連記事)。

 ライアップ的には「EOS Kiss X2」関連記事)の下位にあたり、X2と併売されてきた「EOS Kiss デジタルX」はカタログから消えるものと思われる。

 ちなみに「F」という型番は「Family」(家族)や「Friendly」(使いやすさ)といった言葉をイメージさせる。このことからも、エントリーユーザーやファミリーユーザーをターゲットにした製品であることがうかがえる。



仕様的には、XとX2のちょうど中間


 サイズは幅126.1×奥行き61.9×高さ97.5mm、重量約450g(バッテリーなど含まず)と、さらに小型軽量化が進んだ。

EOS Kiss F

Kiss X2の下位モデルという位置付けで、サイズがさらにコンパクトになった

 奥行きと高さはX2と同じだが、幅が2.7mmほど狭くなっていて、重量も25gほど軽い。「手に持って、差が分かるかどうか」というと難しいが、軽いにこしたことはない。

歴代のKissとの比較

左からKiss デジタルX、Kiss F、Kiss X2。X2に比べて本体は小型化。本体前面右下のKissロゴがグリーンに変わったことも分かる

 表面の処理はつや消しブラックで、Xに近い仕上げ。X2では、グリップ部分にテクスチャー加工された素材が使用されていたが、フラットに近いゴム材質になった。背面側の指当てもなくなっている。使用感はさほど変わらないが、見た目の質感はかなり落ちた印象だ。

 操作ボタン等の配置は「X2」に準拠。位置や機能の割り当ては同じだが、ボタンが大きくなっており、使いやすくなっている。

EOS Kiss F

背面ディスプレーは2.5インチ。X2の3型よりスペックダウンされて、Xと同じサイズである。メニューの表示項目はほぼ同じ。ボタンが大きくなったぶん、操作性と視認性が良くなった

 撮像素子の画素数は、有効1010万画素。背面の液晶ディスプレーは、Xと同じ2.5インチ。X2では光学ファインダーの下部にセンサーが搭載されており、ファインダーをのぞくと自動的に液晶ディスプレーのバックライトが消えるが、この機能は省かれている。

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