先日お伝えしたように、本日CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)LinuxCafe秋葉原」にて、AMD主催のアキバイベント「納涼 AMD祭り」~あなたに逢いたい 壱寺(いちてら)の夏 羅電穏(らでおん)の夏~が開催された。
業界初の1テラフロップス超えを実現した新しいグラフィックス・チップセット「ATI Radeon HD 4800シリーズ」の紹介や搭載プラットフォームの利用例などが紹介された。
「ATI Radeon HD 4800シリーズ」一色!
イベント会場では、リリース以来好調な売れ行きを続ける「ATI Radeon HD 4800シリーズ」一色となっていた。ビテオカード単体はもちろん、パートナー各社の「ATI Radeon HD 4800シリーズ」搭載PCや、コードネーム「PUMA」と呼ばれるモバイル向けの新チップセット「AMD M780G」搭載ノートPCが複数展示されていた。なお、「AMD M780G」プラットホームについては「安価なノートでも快適なHDビデオ生活到来」に詳しいので、そちらを参照していただきたい。
3000匹のカエル!?
アキバで高い人気を誇る「ATI Radeon HD 4800シリーズ」についてAMDの“紳士”こと森本竜英氏が解説を行なった。
森本氏は、前シリーズの「HD 3800シリーズ」からプロセスルールを55nmへ変更したことに加えて、今回の「HD 4800シリーズ」ではさらにGDDR5の採用(HD 4870のみ)やシェーダーの数を大幅に増やすなどにより、性能を向上させることができたとした。また、55nmのプロセスルール採用により他社のGPUに比べ、ダイサイズを小さくすることができ、省電力で適正価格である点も特徴と語った。とくに同価格帯のGPUと比べ性能は「ブッチギリです」とアピール。今後のロードマップとしては近々「R700」をお披露目できる予定とした。
また、タイトルにもあるように「3000匹のカエル」と題して「HD 4870」を使用して3000匹のカエルのAiシミュレーションデモを実施。すべてのカエルが独自に考え、独立して動くシミュレーションで、行動や描写にはGPUが使用されているという。また、DirectX 10.1のテッセレーション機能を使用することにより、クリエーターは自身で細かいワイヤーフレームを製作しなくても、このカエルのようなグラフィックを作れるなど「HD 4800シリーズ」のパワーと優位性をアピールした。
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