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激化する次世代燃料ウォーズを制するのは!? 最終回

水素×ロータリーエンジンの来し方行く末

2008年06月25日 13時00分更新

文● 真鍋裕行

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激化する次世代自動車競争

水素ロータリーエンジン。プレマシーに搭載されているエンジンにはモーターが付いている

 連載を始めた当初は、暫定税率の一時停止により、ガソリン価格は130円台でしたが、暫定税率の再開と原油価格の高騰を受け、現在ではレギュラーで170円を越える価格が付けられているところもあります。ガソリン価格はこのまま上昇を続け、やがて200円台の時代に突入する可能性さえあるのです(関連記事)。原油価格は供給不安や投機マネーなどの影響を受けて一時的に上がっているのかもしれませんが、化石燃料である原油が枯渇するのは避けられない事実です。そうなると、やはり代替燃料の話は活発になるでしょうし、次世代燃料に対応したクルマも、私たちが想像しているより早く市販化されるかもしれません。

ガソリンの高騰が止まらない今、水素をはじめとした代替燃料が求められている。水素にしろ燃料電池にしろ、現状では一長一短があり、どちらも越えなければいけない壁がたくさんある

FCXクラリティ

FCXクラリティ

 それを示すかのように、ホンダは新型燃料電池車「FCXクラリティ」の生産を開始しました。3年間で約200台という生産量は決して多くはありませんが、量産化への第一歩を踏み出したことは間違いありません。日産も次世代燃料ではありませんが、クリーンディーゼルエンジンを搭載したクルマを今夏に登場させます。三菱の電気自動車は、来年にはリリースされると言われています。ヨーロッパに目を移しても、各メーカーが次世代燃料に対応したクルマを開発しています。このように、原油価格の高騰とともに、世界中の自動車メーカーの次世代自動車の開発競争は激化しているのです。

自動車メーカー、燃料メーカーだけが「水素、水素」と声高に叫んでいても、世間の理解を得られて行政が動かないことにはどうにもならない。岩谷産業では、このように子どもたちへの水素啓蒙活動に励んでいる

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