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BDレコ購入指南 第3回

BDレコーダー本命決戦!第1ラウンド【録画編】

2008年07月03日 16時12分更新

文● 折原一也/AVライター

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番組の検索機能はどっちが高機能?


番組の検索機能はどっちが高機能?
ビギナー マニア
パナソニック BW700
ソニー L70

 番組を探す際には、単純に番組表を開いて検索する他にも方法がある。最も代表的なテクニックが、ジャンル別の検索機能だ。例えばスポーツ中継なら「スポーツ」の条件で簡単にリストアップすることが可能。また、一歩進んだキーワードによる検索ならお気に入りのタレントの出演番組を探すのもカンタン。この検索機能を比べてみよう。

シンプルな検索機能に徹したBW700

 BW700は、番組表から呼び出すジャンル検索と人名検索という標準的な構成だ。とりあえずレコーダーとして最低限の機能は用意したというイメージ。

番組表を開いている状態で「サブメニュー」から「番組検索」を選んで検索を実行。使える検索条件は4種あるが、「キーワード検索」は自分で文字を入力できず実質2種類と考えるべき

検索のメインは「ジャンル」による検索。映画、スポーツ、アニメなど一週間分の番組をまとめて予約したい場合などには、これをメインに使うのが良いだろう

BW700の特徴的な機能に「人名検索」がある。これはキーワード検索に近いが、使える条件は自動で登録されているタレント、俳優などの人名のみ。もっとも、検索にヒットする数はさほど多くない

検索にはやや時間がかかる結果は日ごとに表示する。今回は地デジのみで実行しているが、BS、CSなどで結果が多すぎる場合は「サブメニュー」を開いて放送別に絞り込もう

 なお、今回取り上げていない「キーワード」は番組情報によって含まれるテーマによる検索、「トピックス」は番組情報と一緒に配信される番組を探す機能だ。やはりキーワードを入力できないと自由度という点ではやや劣る。せっかくの人名検索を活用するために、一度検索した条件を記憶する機能も欲しかったところだ。

「気になる検索」も使えて抜群に便利なL70

 L70の番組検索は、放送波別に実行できる通常の検索に加え、ジャンル検索、フリーワード検索、複合検索を用意。さらに条件を登録しておき何度も実行できる「お気に入り番組表」もある。また、「気になるワード」によって検索結果や視聴中の番組の出演者名、キーワードから検索する使い方もできる。

検索は放送波別。「ジャンル」「キーワード」「除外キーワード」などの条件を合わせた複合検索に対応。とにかく細かく条件を登録したい人に便利

検索の実行は一瞬で、さらに日を越えてまとめて表示してくれるため結果も見やすい。なお、ジャンルの指定は番組表標準のものではなく「深夜アニメ」など通常は指定できない条件もデフォルトとして用意されている

ソニー独自の検索機能が「気になる検索」。番組表の番組、視聴中の番組、録画済みの番組に登録されている番組情報から検索キーワードに使えそうな「気になる人名」「気になるワード」を自動でピックアップ。選ぶだけでリンクして検索できる

もう一つの検索方法が「お気に入り番組表」。登録できる条件はジャンル、キーワードなど検索と同じ。検索との違いは条件を登録すれば何度でも使えることで、毎週放送内容の変わる映画などを登録しておくと特に便利に扱える

 多彩な検索条件を使えるL70は、単純な検索でも「ジャンル」の指定にひと工夫が加えられている。細かな条件を指定したい人には複合検索もできるなど、とにかく高機能となっている。また、結果表示がほぼ一瞬というレスポンスも優れている。

 「気になる検索」を使えば同じ条件で何度も検索でき扱いやすい。極めつけが「気になる検索」で、番組表情報をリモコンのメニューからすぐ選んで検索できる操作感のお陰で本当に気軽にキーワード検索を使えるようになり、検索に対する考え方が劇的に変わった。これは初心者から上級者まで、だれが使っても便利さを実感できるだろう。

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