ソニー(株)が11月8日に発売するBlu-ray ディスク/HDDレコーダー、新生「BDZ」シリーズ(関連記事)は、BD-Rへの4倍速記録やMPEG-4 AVCでの録画など、最新技術を盛り込んだ魅力的な製品だ。ただ、ソニー製のレコーダーを触ったことがない人(筆者も含む)にとっては、簡単に扱えるものか否かが悩ましいところだ。そこでいち早く借用した「BDZ-L70」試作機を触ってみた。
すっきりした外観デザイン
外観はすっきりとしたスタイリッシュなデザイン。一見するとボタン類はほとんどないように見えるが、前面上方左側に電源ボタンが、同じく右側にBDドライブのイジェクトボタンがある。おそらくレコーダーをテレビの下に置いた時に押しやすい位置、という配慮だろう。
BDZシリーズ4モデルのうち、BDZ-L70のみ前面パネル右側に丸いボタンを配置している。この「ワンタッチダビングボタン」は、L70と同社のビデオカメラ「ハイビジョンハンディカム」をUSBまたはi.LINKケーブルで接続して、このボタンを押すだけでHDD内に映像を取り込めるというもの。ビデオカメラを頻繁に使う人にとっては便利な機能だろう。
また前面のカバーを開くと、「再生」や「録画」といった最低限のボタンとBDドライブトレーが現れる。操作時などはトレーの上に青いLEDライトが光ってかっこいいが、それだけではなく暗い場所でもトレーの場所がわかる、という利点がある。夜中は電気をつけずにゴソゴソしている、という(筆者のような)人にはありがたい。
ちなみに松下電器のBD/HDDレコーダー「DIGA」(ディーガ)の新機種も、同じ位置に青いLEDライトを搭載しており、さらに電源ボタン、イジェクトボタンの位置もBDZシリーズと同じ位置にある。BD/HDDレコーダーではこの形がトレンドなのかもしれない。
付属のリモコンは、上半分に数字ボタン、下半分に再生操作ボタンを配置した、HDDレコーダーとしては比較的シンプルなものとなっている。さらに、中央付近に「らくらくワンタッチボタン」と呼ばれる2つのボタンを配置。「予約」ボタンを押すことで予約設定画面が、「見る」ボタンを押すことで録画済みの番組一覧が表示される。あえてこの2つのボタンのみを大きめにしていることで、分かりやすい印象になっている。
