ヤマハ(株)は17日、コンピューターレコーディングシステム「AUDIOGRAM」シリーズなど、7製品のDTM関連機器を発表した。いずれも価格はオープンプライスで、8月から9月にかけて発売される予定。
「AUDIOGRAM 3」と「同6」は、コンピューターでレコーディングを行うためのオーディオ・インターフェース「AUDIOGRAM」と音声を記録するソフトウェア「Cubase AI 4」のパッケージ。AUDIOGRAM 3は1チャンネル、同6は2チャンネルのマイクプリアンプを搭載。ひとつのつまみで調整が可能な1ノブコンプレッサー/コンピューターからの音声との音量バランスを調節できる「モニターミックス」/モノラル入力チャンネルをワンタッチでステレオ入力に切り替える「パンボタン」が、AUDIOGRAM 6のみに搭載される。実売価格は「AUDIOGRAM 3」が1万5000円前後で、「同6」は1万9000円前後。発売日は8月1日。
「MM8」は、自然なピアノタッチ感を再現する「グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤」を採用した88鍵のシンセサイザー。8シーケンス・トラック+8パターン・トラックのシーケンサー機能や、213パターンのプリセットを備えるアルペジエーターを搭載する。実売価格は10万円前後で、発売日は8月1日。
「KX8」は、USB接続の88鍵フルスケールMIDIコントロールキーボード。342タイプ、540フレーズの豊富なアルペジエーターを搭載し、ピアノのタッチを再現する「グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤」を採用する。実売価格は7万円前後で、発売日は8月1日。
「CC121」は、独スタインバーグ社製のデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)「Cubase」専用のコントローラー。操作頻度の高いチャンネル・コントロール機能をCubaseのインターフェースと同様に配置し、さらにカーソルがある位置の機能が自動的に割り当てられる「AIノブ」の搭載により素早い操作が可能だ。実売価格は5万円前後で、9月上旬の発売予定。
「MR816 X」と「同CSX」は、独スタインバーグ社製のFireWireオーディオ・インターフェース。同社のDAW「Cubase」と組み合わせることでさまざまな専用機能が使用できる。DSPの内蔵によりモニタリング時のレイテンシーの問題を解決。MR816 CSXには、DSPを利用したエフェクター「Sweet Spot Morphing Channel Strip」が8基搭載される。実売価格は「MR816 X」が10万円前後、「同CSX」は14万前後。発売は9月上旬を予定している。