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嫉妬するノートEnvy 133に触った

2008年06月11日 16時40分更新

文● 小林 久/トレンド編集部

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板のように薄く、シンプルなデザイン


 実際に手にしてみると、非常に薄さを感じる。閉じた状態では表面にほとんど凹凸がないので、まるで板のようだ。写真では、分かりにくいが表面には細かなテクスチャーがあり、品位の高さも感じさせる。全体にシンプルさを強調したデザインで、余計な虚飾はない。展示会場ではブラックのモデルが複数台並んでいたが、広報写真にあるような白天板のモデルは見つけられなかった。

Envy 133

側面から見たところ。シンプルだが、USBとHDMIが装備されているので、実用上はなんとかなりそうだ

 発表時には、カーボンファイバー製の筐体という点が強調されていたが、会場の説明書きを見ると、底板(シャーシ)はアルミ合金製のようだ。ドライバーレスで内部アクセスが可能という記述もあった。

 13.3インチ(1280×800ドット)モデルということで、キーボードのサイズに余裕がある。ファンクションキーが独立した7段配列のレイアウトにも不自然さはない。タッチはソリッドというよりは軽めのタッチで、キートップの安定感はそれほどないが、打ちにくさは感じなかった。底板がしっかりしていることもあり、長時間打ってもそれほど疲れなさそうな印象だ。

キーボードを別の角度から見てみた。写真では分かりにくいが、キートップは白く光っている。Windowsキーの位置に設けられたVoodooロゴもなかなかよい

 また、人間の手が近付くと自動的にキートップが白く点灯する仕組み。キーボード面の色は黒で統一されているため、白い印字が映える。Windowsキーに関してはVoodooのロゴになっており、デザイン的なアクセントになっている。

Envy 133

パームレストとタッチパッドの表面は一体化されており、表面の凹凸だけで区別する仕組みになっている。最近のノートでは割と多く見かける仕組み

 タッチパッドはパームレストと一体化しており、継ぎ目はなく、表面の凹凸だけでエリアを分けた最近増えてきたタイプ。ボタンは1つしかないが、押す位置で左右のクリックをキッチリと分けてくれる。展示されていた実機では、CPUがあると思われる左のパームレストが若干熱くなっており、このあたりは気になる部分かもしれない。

Envy 133

ランチャー。下側にアイコンが並んでいる。Mac OS Xに似ていると言えなくもない

 ソフトウェアとしては、画面の下側に電源、スタートメニュー、各種アプリケーションをワンクリックで呼び出せるランチャーが用意されている。何となくMac OS Xを思わせるインターフェースだが、MacBook Airなどを意識した結果なのだろうか。既報のとおり、ACアダプターにはEthernet端子を搭載。オプションとしてHDMIをアナログのRGB出力に変換するアダプターも展示されていた。

システムのプロパティーを表示してみた。試作機なので、構成の変更はありうる。あくまで参考としての掲載

 なお、展示機のシステムプロパティーを見ると、搭載されているCPUはバラバラになっているようだ。Vistaのエクスペリエンスインデックスのスコアは3.1と振るわないが、これはグラフィックスチップが足を引っ張った結果のようである。

Envy 133

HDMIをアナログRGBに変換するアダプターも用意されるようだ

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